2018年W杯を見にロシアに行くべき6つの理由

 なぜ2018年W杯ロシア大会のチケットを買っても後悔しないか、6つの理由を挙げよう。

1. ロシア人はサッカーが大好き!

ソ連ゴールキーパーのレフ・ヤシン

 ロシア人は、サッカーのナイスゲームに情熱を燃やしている。その情熱はソ連時代に遡る。伝統的にサッカーは勤労者のスポーツだったが、それがまさしく国民的な娯楽となっていった。ソ連の秘密警察「内務人民委員部」の長官であったラヴレンチー・ベリヤは、彼の贔屓のクラブ、「ディナモ・モスクワ」の運営に積極的な役割を果たしたとさえ言われている。

 1960 欧州ネイションズカップ(1960年に開催された第1回目のUEFA欧州選手権)の決勝でソ連がユーゴスラビアを破った時、国民の熱狂は頂点に達した。このとき、ソ連の伝説的ゴールキーパー、レフ・ヤシンは、かの有名なセリフを吐いた。この勝利のみが、「宇宙にユーリー・ガガーリンを見る喜びに取って代われる唯一のものだ!」と。これは多くのファンの意見を代弁するものだった。

 以来、サッカーは、ロシアで最も人気のスポーツであり続けている。ゼニト・サンクトペテルブルクやCSKAモスクワを含むチームは、UEFAチャンピオンズリーグで長年にわたって活躍し、年間300万人以上の観客を動員している。国はこれを誇りとしている。

 ロシアのサッカー熱は、来年夏のワールドカップが近づくにつれて、いやがうえにも高まるだろう。何万、何十万ものファンが、あの興奮と熱狂を期待して、ロシアを訪れる。2008年、モスクワのテレビ視聴者の70%以上が、ロシアとスペインのUEFA欧州選手権準決勝にくぎ付けとなった。あの時の興奮をもう一度!

 

2. ロシアは安全!

 ロシアのサッカー文化についての、欧米の報道を読むと、ロシアは暴力の坩堝だと思われるかもしれない。腐敗した警官の鼻の先で、外国のファンを片っ端から叩きのめす、まさに地獄さながらの国であると。だが実際には、ロシアへの旅は、他のヨーロッパ諸国より警戒を必要とするわけではない。

 サッカー欧州選手権(EURO2016)での乱闘、暴動が世界のマスコミ報道をにぎわせたが、これは、フランス警察の警戒のゆるさにもよる。ロシア政府は、ああした暴動はW杯では容認しないことを明らかにした。

 警察は(監視ビデオも利用して)、ロシア国内でのサッカーの試合中には、拘禁しないことを証明してきており、同じ対応がワールドカップでもなされる予定だ。ファンとしては安心だ。あなたは安全である!

 

3. ロシア訪問がより簡単に!

ファンID

 約150万人のW杯チケット所有者の便宜を図り、W杯期間は、ロシアの本来厳格な渡航手続きが大幅に緩和されることになった。

 ロシアに入国する観光客は、通常、長くて不快なビザや居住登録の手続きを受けねばならないが、W杯チケットを購入できた人は、合わせて「ファンID」も受け取る。これで、W杯期間中のビザなし旅行の特権が与えられる。

 チケットとファンIDはオンラインで購入することもできるので、最寄りのロシア大使館までどうぞ。ファンIDの取得方法については、ロシア・ビヨンドの詳しいガイドを。

 さらに、2018年W杯における交通を担当する部局は最近、すべてのファンID保有者が開催都市間を無料で列車旅行できると発表した。 「ロシア鉄道」が組織・運営するこの措置で、開催都市の移動旅行の多くが、一晩の寝台列車を提供されるので、ファンは宿泊費を節約できるだろう。

 

4. ロシアはショー好き!

 2014年ソチ冬季オリンピックに示されたように、ロシアは大スポーツイベントで世界を感動させることができる。W杯には638億ルーブル(約1200億円)の費用がついやされると予想。プーチン大統領はすでに、「最高水準」で開催すると約束している。スタジアムで何かが行われれば、それは必ず素晴らしいショーになるということだ。

5. サッカーだけじゃない

エルミタージュ美術館

 大多数のファンにとって、ワールドカップ観戦は失望に終わる公算が極めて大きい。結局、勝つのは1チームだけなのだから!だから、もしあなたがロシア旅行に出かけるなら、このホスト国が、スタジアム以外でも確実に素晴らしい時間を過ごせるようにしているのだったら、それはまことに結構なことでないか?

 幸い、ロシアは観光客がたくさん訪れる国で、開催都市(ロシア西部のロジスティックス上の拠点)はすべて、観光、エンターテイメント、文化などが満載だ。 

 試合を観戦した後で、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館、モスクワのゴーリキー公園、カザンのクレムリン、ロストフのアゾフ要塞、ソチのビーチなどを訪れることができる。あなたのチームが残念ながら負けたとしても、あなたはまだまだ素晴らしい時間を保証されている。

 

6. 天気だって悪くない

 ロシアの古典的な文学作品を読んだことのある人は、ここの冬は長く、凍てついて悲惨だと思うだろう。しかし幸い、2018年のワールドカップは夏に開催される。 モスクワでは、5月と6月は気温が26度前後に上昇すると予想されるし、ソチではしばしば30度を上回る。だから、何か日光を遮るものをもって来よう!

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