ロシアの冬を満喫できる遊びTOP7

ロシアには、マイナス40℃が普通の冬の気温という場所がある=セルゲイ・マクリン撮影

ロシアには、マイナス40℃が普通の冬の気温という場所がある=セルゲイ・マクリン撮影

ソリやトロイカにのったり、スノーボードで火山の斜面をすべったり、不凍湖で泳いだりすれば、ロシアの冬を好きになれるかも。

 ロシアの冬を恐れる人は多い。極寒の地では、ウォッカとクマの毛皮でしか体を温められない、なんて思っているかもしれない。実際にはそんなことはないし、冬の景色はとても美しく、スポーツをすれば数分で体も温かくなる。だが、ロシアには確かに、ウォッカが凍ってしまうほど気温が低い場所もある。

 

1. 寒極を体感 

 ロシアには、マイナス40℃が普通の冬の気温という場所がある。寒極はこのような場所にあり、定住地であるサハ共和国オイミャコン村が知られている。自分探しをするのに理想的な場所だ。冬はマイナス70℃以下、夏は30℃以上を記録しているのも驚きだが、冬には不思議な現象も見られる。例えば、地元の ヤクート人が「星のささやき」と呼ぶ現象では、自分の息が凍る時に、さらさらと小さな音がなる。

 

2. ウラル山脈でふるえる


 世界最古の山脈、またヨーロッパとアジアの境界に位置するウラル山脈には、自然保護区やスキーコースが点在しているだけでなく、UFO、不思議な自然現象、ディアトロフ峠事件などに関するさまざまな話も存在し、旅行者のリピーターも多い。ウラルの冬は、極限の旅や神秘の旅が好きな人にぴったりだ。冶金工場やその廃墟を見学したり、グラグ(矯正労働収容所・奉仕労働収容所総局)の元収容所で宿泊したり、世界でもっとも長い洞窟の中に入ったりと、さまざまな 観光案内が用意されている。

 

3. トロイカと王様ソリ

=Lori/Legion Media撮影

 モスクワから北にのびる環状観光ルートは、どの季節に利用しても満足度が高いが、やはりおすすめは冬。まず、そのようなコースに入っているコストロマとウグリチには、ジェド・マロースとスネグロチカ(ロシア版サンタクロースとその孫娘)の家がある。子供連れの家族なら、このような場所は特に楽しめるはず。子供がスネグロチカの氷の家をなめないように注意しないといけないけれど・・・。また、「黄金の環」には、ロシアらしい遊びがたくさん用意されてい る。トロイカに乗って雪の積もった森の中を走ったり、王様のソリで滑ったりと、時間がたつのも忘れてしまうに違いない。

 

4. 氷上マラソンとサウナ

 シベリアには世界でもっとも深く、もっとも透明度の高いバイカル湖がある。バイカル湖では、氷上で42キロメートルを走る毎年恒例の国際マラソン大会 が、すでに10年も実施されている。極寒のイメージがあるシベリアだが、ここでは晴天日が年間300日もあるため、冬の晴れた日に走ることができると、気分もまた格別だ。透明度が高いため、氷を通して3メートル下の湖水を見たり、凍った海藻や気泡を見たりすることができる。ちなみにバイカル湖の氷の厚さは1~1.5メートル。多くの写真家が、氷を撮影するためにここを訪れている。ここではバーニャ(ロシア式サウナ)、シベリア植物療法のコース、ソリすべりも楽しめる。

 

5. 火山でスノボ


 カムチャツカ半島の地形は複雑なため、プロのスノーボーダーでも回りきるのは極めて困難だ。ここでは冬になると、ヘリスキーとバックカントリーが盛んになる。それも、普通の山だけでなく、火山の斜面を滑ることができる。これ以外にも、冬はジープで走ったり、火山や間欠泉谷をトレッキングしたりすることも可能だ。

 

6. 氷穴釣りとスノーモービル

 シベリア南部のアルタイ山脈は、冬の遊びの宝庫だ。乗馬、クロスカントリー、スノーモービル、テレツコエ湖の氷上の魚釣り、狩り、サウナ、そしてスキー とスノーボード。また、世界有数の高山氷洞を見たり、気温がマイナス30℃でも凍らない青湖で泳いで、自分を試すのもいいかもしれない。

 

7. 熱い

 ”熱い”冬を楽しめるのはコーカサス地方。ロシアの大部分とは異なり、ここの気温は高めだし、何と言ってもソチ冬季五輪が開催されるため、盛り上がっている。黒海沿岸でも雪はたくさんふるため、ヤシの木と残存ユーカリの森を散歩した後は、山のふもとのクラスナヤ・ポリャナでスキーやスノーボードをして、ひと汗かくこともできる。コーカサスには、ロシア有数のスキー・リゾートとして知られる、ヨーロッパ最高峰のエルブルス山がある。