ロシアのコサック軍20周年

ロイター通信
 今月、ロシアのコサック軍が20周年を迎える。1996年1月23日、ロシアのコサック史に復活の新たな1ページが加わり、大統領令によってコサック軍総局が創設された。現在のコサック軍はどのような任務を負っているのだろうか、誰に従っているのだろうか、どれほどの軍備がなされているのだろうか。ロシアNOWが特集する。

 15世紀に登場したコサックは、時代とともに、国家システムの一部になっていった。コサック軍の参加しない戦争などなかった。だがソ連政府は1920年、コサックの自治システムを廃止した。

 コサック社会の復活のプロセスが始まったのは、ソ連が崩壊する前の1989年。ロシアと他の旧ソ連諸国では30団ほどのコサック団が復活・結成され、ロシア・コサック連合に統合された。

 

万能な兵士

 現在のコサック軍は、ロシア軍の個別の部隊である。ロシア連邦最高総司令官すなわち大統領の指揮下にある。コサック軍の軍事統轄を行っているのは、国防省のコサックの将軍率いるコサック軍総局。

 ロシア当局は、コサック社会がロシア社会において、より大きな社会的意義を持てるよう、あらゆることをしている。そのために、平時でもコサックは任務に呼ばれるのである。コサックは社会において、より好意的に受け止められている。というのも、コサック軍は比較的新しい組織で、今のところ、例えば警察のように、汚職やスキャンダルでその名を聞くことがないからだ。

 平時にコサックに与えられる任務は保全と保護。対象はロシア市民や、国家施設から森林までの異なる分野における国益。戦時になると、戦闘活動を行い、他のロシア軍部隊と同じ課題を解決することのできる、完全な軍の下部組織に変わる。

 

馬から自走砲へ

 20世紀初頭、コサック軍は騎兵部隊を中心としていたが、現在の主な作戦・戦術ユニットは、コサック連隊4連隊を含む、自動車化旅団である。旅団には、例えば、砲兵大隊(122ミリ多連装ロケットシステム9K59「プリマ」を装備)、対戦車砲兵大隊(対戦車ミサイル9K133「コルネトE」を装備)、高射砲大隊(地対空ミサイル・システム「パンツィリSMK」)などが含まれている。

 他のコサック軍の種類としては、プラストゥン(山岳)旅団がある。山岳地帯での戦闘を任務としており、同様に最新兵器を装備している。

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