鳥フルで中国への渡航自粛を呼びかけ

中国政府は感染拡大防止のために、市場を閉鎖し、検疫を行い、鶏肉を流通から外すなどの徹底した措置をとっているものの、感染は収まっていない。=ロイター通信撮影

中国政府は感染拡大防止のために、市場を閉鎖し、検疫を行い、鶏肉を流通から外すなどの徹底した措置をとっているものの、感染は収まっていない。=ロイター通信撮影

中国から帰国する旅行者には現在、体温測定が義務づけられており、公衆衛生医師が健康状態を確認している。ロシア連邦消費者権利擁護・福祉分野監督庁の ドミトリー・マスロフ氏は、患者が現在発生していないこと、また中国の専門家が、鳥インフルエンザ感染状況に関するいかなる情報もロシアの公衆衛生医師に伝えていないため、感染予防が困難であることを伝えた。

 中国の報道によると、H7N9型鳥インフルエンザの中国国内の感染者の数は60人を超え、うち13人が死亡したという。もっとも被害が大きいのが上海で、感染者は24人おり、うち9人がすでに亡くなっている。人から人への感染は、まだ認められていない。

 マスロフ氏は、「旅行者への情報周知を強化し、中国への渡航にしばらく注意するよう要請している」と話す。

 ゲンナディー・オニシチェンコ国家主席医師によると、ロシア政府は今のところ、渡航禁止措置をとることは予定していないものの、感染が拡大すれ ば、それなりの対処をするという。また、中国往復路線では現在、乗客、列車の乗務員、飛行機の客室乗務員に体温測定や検疫質問が行われているという。

 「大都市では鳥との接触がほとんどないため、病気のメカニズムはまだ不明だ。H7N9はすべて鳥から人への感染となっていることから、この問題には真剣 に取り組まなければならない。飛行機で中国に行き来すると、数時間後にはモスクワに病気が持ち込まれてしまう可能性があることが、もっとも危険だと考え る」とオニシチェンコ氏。

 中国政府は感染拡大防止のために市場を閉鎖し、検疫を行い、鶏肉を流通から外すなどの徹底した措置をとっているものの、感染は収まっていない。

 

ロシア通信の記事を参照