ロシアが第5世代ジェット戦闘機Su-57の輸出版を開発

テック
イーゴリ・ロジン
 これは量産に適し、操作性に優れた単発ジェット戦闘機として国外で人気商品となるだろう。

 2021年初め、スホイ社は第5世代単発エンジン戦術戦闘機の開発開始を発表した。このタイプの戦闘機は現在世界中で広く運用されており、新戦闘機はSu-57の輸出版となる。

古典的なSu-57から何を受け継ぐか

 デザインは第5世代戦闘機Su-57に導入された技術を幅広く採用している。電波吸収コーティングやアビオニクス、武器システムなどだ。

 「新しい輸出用の第5世代ジェット戦闘機はSu-57とは別のエンジンを搭載する。Su-57より出力の低いA1-31FNエンジンを採用する予定だ」と雑誌『軍事評論』の軍事評論家ウラジーミル・スタヴレエフ氏は話す。

 新ジェット戦闘機の最大離陸重量は18トン未満になる。

 スタヴレエフ氏によれば、新ジェット戦闘機の重量がSu-57より7トン軽くなることがすでに明らかにされているという。

 「推力重量比、つまりエンジン推力の重量に対する比率は、1となる。同時に、Su-57と同様、レーダーにも発見されにくい」と同氏は指摘する。

 外国で人気の単発機で、操作性の極めて高い新戦闘機の最大速度は音速の2倍だ。

長所と短所

 単発エンジンの戦闘機の強みは価格だ。ロシア軍で運用されているスホイ・シリーズの重量級戦闘機よりもずっと安い。

 戦闘機の費用の半分以上を占めるのがエンジンと燃料系統だ。多くの国々が空軍用の安い戦闘機を求めており、単発エンジン戦闘機は最も理想的な選択肢である。

 戦闘能力については、単発機は搭載装備、レーダー、操作性の点で重い戦闘機に劣らない。重量が小さいことによる戦闘能力の差は20パーセントに満たない。

 ただ、残存力となると話は別だ。双発機は片方のエンジンが故障しても基地にたどり着ける。

 「米兵はF-35に乗るのを恐れない。レーダーに捉えられない自身があるからだ。F-35にとって脅威が存在するのは、これを検知できる防空システムを持つ国の領空内だけだ。そうした国は少ない。S-400防空システムを持つロシアと、これをロシアから輸入した中国、インド、トルコくらいだ」とスタヴレエフ氏は言う。

 軍事科学アカデミーの教授によれば、実戦では単発機は双発機よりも実用的だという。

 「防空システムと敵国の飛行機が攻防する激しい戦闘では、戦闘機は5回以上、最大で10回出撃する。損傷の程度によって修理に回されたり、廃棄されたりする。高価な重量級双発機を失うのはあまりに不経済だ」と同氏は指摘する。

 彼によれば、どの国も戦時に迅速に量産態勢を整えられる安価な単発機を作る技術を持っておくべきだという。

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