サーシャ・ゲンツィスが見たロシアの歴史的な航空機の内部(写真特集)

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ロシア・ビヨンド
 ロシア空軍博物館に収蔵されている伝説の飛行機やヘリコプターの操縦席にバーチャルに座り、ソ連の飛行士の気分を味わってみよう。

 一度でいいから操縦席に入ってみたいと思っている人は大勢いるだろうが、それが歴史的な飛行機やヘリコプターだったらどうだろう?写真家サーシャ・ゲンツィスのプロジェクト「操縦できる空」によって、これが今、オンラインで実現可能となっている。サーシャ・ゲンツィスは、ロシア中央空軍博物館に収蔵されている珍しい航空機の操縦桿から覗き込んだ信じがたい写真を撮影した。 

 ゲンツィスが撮影した航空機の中には、Il-2La-7Pe-2Tu-144Tu-95など有名なモデルが含まれている。これらの航空機はかつて、貨物量、速度、高度、飛行距離などありとあらゆる記録を塗り替え、歴史を変えたものばかりである。これらの航空機は中に入ることが許されていないが、今回この写真のおかげで、伝説的な航空機の細かいディーテールを見ながら、パイロットになった気分が味わえるのである。 

 ゲンツィスはコンピューター加工とデジタル編集によって、作品をさらに表現力あるものに仕上げた。またさらに現実的な感覚を味わってもらおうと、航空機の写真に自身のアーカイブの中の風景とを組み合わせた作品を作った。 

 サーシャ・ゲンツィスは風景写真と産業写真を得意とする人気の写真家。撤去される数日前の荒廃したソ連のジル自動車工場を捉えたシリーズ写真「社会主義シュールレアリズム」はもっとも有名な作品の一つである。その写真はこちらから

 写真展「操縦できる空」は文化基金「エカテリーナ」にて2020118日まで開催中。