特殊部隊向けの新しい超遠距離ライフルが軍事試験へ

Mikhail Dzhaparidze/TASS
 このライフルは、2.5キロメートル離れた戦闘員を仕留めることができる。

 .375 CheyTac弾を使う新しい大口径スナイパーライフルORSIS-CT20が、2020年半ば、特殊部隊での採用の可否を決める軍事試験を受ける

 プロムテフノロギヤ社の代表者らの話では、彼らのORSIS-CT20やその他のライフルのラインナップは、治安国防関係職員のあらゆる任務をカバーできる。射撃手は、銃によってそれぞれ1キロメートル、2キロメートル、2~2.5キロメートル離れた標的を効果的に仕留めることができる。

 現時点で彼らの銃を採用しているのはロシア国家親衛隊だ。一方、新しいORSIS-CT20は、特殊部隊での採用を懸けて軍事試験を受けることになっている。

ライバルの出現に対する緊急の対応

 プロムテフノロギヤ社はスナイパーライフルとその付属品を製造するロシア最大の企業の一つだ。軍事試験が始まるという発表は、理論上の射程が7キロメートルのDXL-5ライフルを試験に出すことを発表したロバエフ・アームズというライバルが最近現れたことに対する緊急の対応である(DXL-5についてはこちらをご覧いただきたい)。

 ORSIS-CT20は.375 CheyTac 弾を使用する。これはDXL-5の弾薬よりも威力の小さな実包だが、精度は勝っている。しかも、2500キロメートル以上の距離の標的を撃つ必要がある場合も、この実包は運動エネルギーを維持する。 

 「新しいORSIS-CT20は、航空機用のアルミニウムでできており、バレルは約0.002ミリメートルの精度で作られている。平たく言えば、飛行中の弾のずれは微々たるもので、演習場で試し撃ちをするまでもないほどだ。弾はすべて撃ちたい所へ飛んでいく」と軍産複合体の関係者はロシア・ビヨンドに語る。

 この人物によれば、プロムテフノロギヤは、灼熱のサハラ砂漠から多湿の北極圏まで、いかなる条件での任務にも適する小銃を作っているという。

 「気象条件は彼らの銃の動作にはほとんど影響しない。プラス45度でもマイナス45度でも気にせず使用することができる」と同氏は続ける。 

 この情報提供者がロシア・ビヨンドに語ったところでは、他のライフルと比べた際のORSIS-CT20の主な特徴は、2.5キロメートル以上離れた標的を快適に撃つことができる点にある。 

 「現時点で、戦闘活動中の遠距離射撃の世界記録を出したのは英国のスナイパーで、アフガニスタンで2475㍍離れた戦闘員を射殺した。参考までに、10年前までは狙撃においてこの距離は天文学的数字と考えられていた。今や、ORSIS-CT20がこの数字を平凡なものにするだろう」と専門家は指摘する。

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