エアバスはなぜソ連の飛行機を真似るのか

Danial Hakim/AP
 エアバスの新しい飛行機「マーベリック」のデザインは、結局のところさほど新しくない。

 近い将来、我々は皆現在見慣れた飛行機とはまるで違う商用機に乗っているかもしれない。エアバスは現在新しい全翼機(ブレンデッド・ウィング・ボディ)の開発を進めており、2月11日にはシンガポール・エアショーで全長2メートルの試作機「マーベリック」(MAVERIC:Model Aircraft for Validation and Experimentation of Robust Innovative Controls「革新的頑強制御検証実験模型機」)を披露した。

 未来的な外観のデザインは、より環境に優しい未来に向けて商用機の構造に大きな変革をもたらすものだと言われている。単通路型航空機に比べ燃料の消費量は20パーセント少なく、乗客は拡張された異様なデザインの客室でより快適に過ごせる、と少なくとも開発者らは言う。

試作機「マーベリック」

 しかし、エアバスの独創的なアイデアは実際にはさほど革命的ではない。事実、マーベリックはソ連が30年以上前に(生産には至らなかったものの)開発していたTu-404によく似ている。

 2つのモデルを比べるとまるで兄弟のようだ。ただし、マーベリックのエンジンは2基だが、Tu-404は6基のターボプロップエンジンを備えていた。

 ソ連の野心的な旅客機に比べると、現在世界最大の商用機であるエアバスA380すら控えめに見える。Tu-404は6つの別個の客室に1200人が乗れるよう設計されていた(A380の定員は500人強)。

 Tu-404の試作機はさまざまな展示場で宣伝されていた。残念ながら、ソ連崩壊後にロシアで起こった大きな経済危機により、プロジェクトは頓挫した。おまけに、これほど幅の広い飛行機を受け入れられるよう飛行場を作り直すことは誰も望まない。

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