ロシア海軍の日(写真特集)

Kremlin.ru
 ロシアが毎年恒例の海軍の日の式典で、新たに艦隊に加わった最新兵器を披露した。

 1.主要な式典が開かれたのはウラジーミル・プーチン大統領の故郷、サンクトペテルブルクだった。パレードが通過する際に大統領自ら一同の敬礼を受けるのが慣例となっている。

 2.今年、サンクトペテルブルク市民と来訪者は、世界で最も大きく最も重い原子力潜水艦「ドミトリー・ドンスコイ」を見ることができた。大陸間弾道ミサイル「ブラヴァ」で武装したこの原潜は、崩壊したソビエト帝国からロシアが受け継いだ核の遺産だ。現在「ドミトリー・ドンスコイ」級の原潜は第4世代の水中モンスター「ボレイ」に更新される予定である。

 3.写真には、艦隊に加わった最新兵器の一つが写っている。プロジェクト22350のフリゲート「アドミラル・ゴルシュコフ」だ。ロシア海軍北方艦隊の所属で、「カリブル」や「オニクス」といった国産の最新誘導ミサイルを装備している。これらの独特のフリゲートに、音速の8倍(秒速約2.5キロメートル)で目標に向かって飛翔する世界初の超音速ミサイル「ツィルコン」がまず最初に搭載されることになるだろうと言われている。

 4.最高司令官自らスピードボートに乗って戦艦の前を横切り、最新の船と乗組員とを視察するため数隻の戦艦に乗り込んだ。

 5.サンクトペテルブルクを訪れた人は、巡航ミサイル「カリブル」を搭載し、ロシア随一のステルス性を誇る潜水艦、プロジェクト636.6「コルピノ」を見ることもできた。この潜水艦は、そのステルス性と、敵のレーダーシステムの三、四倍の範囲の目標を検知できる水中での性能ゆえ、NATOからは「ブラックホール」というコードネームで呼ばれている。

 6.今年のパレードはロシア史上最大級のもので、4000人以上の水兵が43の艦船、潜水艦、航空機に乗って参加した。

 7.サンクトペテルブルクでは、ロシア海軍に中国海軍が加わり、駆逐艦「合肥」、フリゲート「運城」、補給船「駱馬湖」を披露した。

  8.式典の一環として、ロシア海軍の将校らは新しい白い制服も紹介した。戦艦で兵役を全うする徴集兵らはロシア帝国艦隊の歴史的な制服に身を包んでいた。

 9.クリミアでの海軍の式典では、海軍の特殊部隊がその技術を披露した。

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