ロシアの艦船が敵のミサイルを「盲目」にする

アレクセイ・マルガヴコ撮影/Sputnik
 「フィリン」(「ワシミミズク」の意)と呼ばれるシステムは、半径5キロメートル以内のいかなる最新ミサイル誘導システムをも無効化し、艦船がミサイル攻撃をやり過ごして無傷で港湾に帰還することを可能にする。

 ロシアのロスエレクトロニカ社(ロステフ社傘下)が、3月初めに新しい光学的視覚干渉システム「フィリン」を全世界に公開した。このシステムは、敵の目を眩ませ、いかなる最新兵器も無効化できる。

 新システムはすでにフリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されてバルト海での試験を経ており、半径最大5キロメートル以内の照準、距離測定器、暗視装置、ミサイル誘導システムを使用不能にできることが確認された。

 試験の映像では、艦上で巨大なサーチライトのようなものが点灯するのが見える。技師らはこの段階を「感光モード」(「小さな」出力の明るい光が敵の視界を覆う)と呼んでいる。一段階上の「干渉モード」は、文字通り人間を全盲にしてしまう。

 開発者らの話では、この「目眩まし」の前では、最新のレーザー距離測定器や誘導装置、暗視装置さえも無力だという。敵は「フィリン」を搭載した艦船を見ることができない。まして照準を合わせることなどできない。

 ちなみに、事業開発企画科学技術支援局のウラジーミル・ジャロフ局長によると、「フィリン」の目を直視することを申し出た志願者らには、幻覚症状が現れた。すべてが目の前を流れていくような感覚がすると同時に、頭痛と吐き気を覚えたという。

 開発者らの話では、「感光モード」に晒された被験者の視力が回復するのにはしばらく時間を要したという。半径2キロメートル以内の目標は一定時間「盲目」のままにできる。

 これと並行して、ロスエレクトロニカ社は、「フィリン」を戦車や装甲兵員輸送車、航空機などにも搭載できるよう、一連のモデルを開発中だ。また、民間護衛企業用に光学的視覚干渉システムを使用した製品を開発することも検討されている。

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