超大型ヘリMi-26の後継は

Mi-26T2

Mi-26T2

Vitaly V. Kuzmin / Wikipedia
 世界で最も大きい大型輸送ヘリコプター「Mi-26」の新しいバージョンは、シリア作戦、北極探検にもとづいている。

 来年、Mi-26の派生機が、世界に公開される。ここには、ロシアの最新兵器が完全装備される。Mi-26T2Bと名づけられた実験的な新バージョンは、マイナス40℃からプラス50℃の極限気象条件で動作可能な全天候型で、20トンの貨物を積載できる。

 「だがその装甲やコンピュータ・システムは、シリアでの作戦の際に得た経験にもとづいてつくられるだろう。これは、最新の装甲が装備され、すべてのコンピュータとナビゲーションを超える最新水準の電磁波兵器の圧力に耐えることを意味する」と、「イズベスチヤ」紙のアナリスト、ドミトリー・サフォノフ氏は「ロシア・ビヨンド」に話した。

 サフォノフ氏によれば、新しいヘリコプターは航空航法システムNPK90-2と統合され、それによってパイロットに何かが起こった場合に自動飛行できるという。

 「また、これによって、最終的な接近作戦を実行して、メインのまたは代替の飛行場に戻ることができるようになる。さらに、新しい電磁波戦システムは、敵の地上のミサイル・システム多数を無効にできる」とサフォノフ氏。

 

新しい電磁波兵器とは

 現時点では、兵器体系の数、用途は秘密になっている。だが専門家の推測により、新しいバージョンの潜在的な「ミサイル破壊機」について概説することができる。

 「まず、『目に見える』攻撃システムだけでなく、このヘリを無敵にする改変が多くある」と、「ロシア軍産複合体」の関係者は話した。まず、装備されるであろうものは、個別保護複合体「ヴィチェプスク」と「プレジデント」だという。  これらは赤外線ホーミングと光学弾頭で干渉する。「これでミサイルの電子的な『罠』ができ、ミサイルを無効にしたり、ミサイルの軌道を変えて偽の標的を攻撃するようにしたり、異なる状況でいろいろなことができる」

 昨年のシリア作戦の際、アメリカが支援していたシリアの“穏健派”部隊「真正発展戦線」の戦闘員が、携帯式防空ミサイル・システム「イグラ1」で軍用輸送ヘリコプター「Mi-17」を撃墜しようとした際に、このようなことが起こった。

 

Mi-26の特徴

 Mi-26にはいくつもの派生機があり、それらはロシア軍にとって最も万能なヘリコプターの1種であることが証明されている。

 敵の潜水艦と戦うことを想定し、ロシア艦隊に装備されたこともある。Mi-26 NEF-Mには、ハイテク機器と潜水艦レーダーがついた。このヘリコプターは大きいため、敵を探すあらゆる設備の搭載が可能なことから、非常に期待された。

 サフォノフ氏によれば、SF小説の世界のようなMi-27ヘリコプターのプロジェクトもあったという。「これは貨物室が作業ゾーン、指令ゾーン、会議ゾーンの異なるゾーンに分割された空飛ぶ指令センター。戦場で、迅速かつ効果的な軍隊の管理を行うために設計された。残念ながら、このプロジェクトはまだ紙のまま」

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