「共同経済活動について語るのは時期尚早」

Global Look Press
 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、クリル諸島(北方四島)での共同経済活動について語るのは時期尚早だと述べた。タス通信が伝えた

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 「我々は、クリル諸島での共同経済活動は可能だとの前提に立ち、これについて考えている。つまり、領土問題解決のために適した条件を作り出さねばならないということだ」。恒例の国民対話の後でプーチン大統領は、記者団にこう述べた。

 大統領によると、「最終的な解決がどんな形になるか、我々は今のところ知らない。…だが信頼感が高まるような、然るべき条件を作らなければ、何事も行うことはできない」。プーチン大統領はこう強調した。

 これに関連し大統領は、クリル諸島で日本と共同活動を行うには、「これを難しくする問題もある」と指摘。

 「それは何かと言えば、この地域を含めての安全保障問題、そして日本の同盟国に対する義務だ」と、大統領は説明した。 

 大統領の評価では、「これはみな非常に微妙な問題で、入念かつバランスのとれた取り組みが必要だ」。「この作業の進み方次第で(クリル諸島での共同経済活動についての)最終決定がなされることになるだろう。だから、これについて語るのは時期尚早だ」。プーチン大統領はこう結んだ。

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