極東の宇宙基地初打ち上げは27日

 ロシア極東にある「ボストチヌイ」宇宙基地からの初のロケット打ち上げは、モスクワ時間4月27日午前5時01分(日本時間4月27日午前11時01分)に行われる。「ロシア連邦宇宙局」がこれを伝えた。

 「国家委員会は、ボストチヌイ宇宙基地の複合発射施設を包括的に試験した結果、および打ち上げロケット『ソユーズ2.1a』の準備状況を検討し、モスクワ時間4月27日午前5時01分に初の打ち上げを設定することを決定した」と伝えている。

 ロシア連邦宇宙局の専門家は、ボストチヌイ宇宙基地、打ち上げロケット、人工衛星のすべてのシステムに対し、発射前準備を始めた。ロケットが発射台に設置されるのは4月23日の予定。

 

ボストチヌイ宇宙基地とは

 ボストチヌイ宇宙基地は、2010年にアムール地方で着工した。総面積は約700平方キロメートル。これにより、ロシアは旧ソ連の共和国カザフスタンに位置する「バイコヌール」宇宙基地への依存度を減らしながら、宇宙空間に行き来できるようになる。

 打ち上げロケット「ソユーズ2.1a」は、人工衛星「アイスト2D」および「ミハイロ・ロモノソフ」、極小衛星「サムサト218」を軌道上に投入する。

記事全文(露語)

 

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