ウクライナがクリミア訪問でNHK班を立件

ヤルタ市の「マッサンドラ」取材で

 ウクライナ検察庁は、日本のNHKの取材関係者が今年1月12日にクリミアを訪問したとして、刑事事件として立件した。タス通信がウクライナ検察庁広報課の情報を伝えている。

 「現行の禁止にもかかわらず、国際的な制裁に違反して、日本放送協会NHKのジャーナリストがクリミア半島に入ったことが判明した。前述の者は2016年1月12日、ヤルタ市の全国生産・農業共同体『マッサンドラ』を訪問し、ドキュメンタリー『ロシアの今日』の撮影に参加した」と記されている。

 検察庁によると、この事実にもとづき、公判前捜査を始めた。取材材料は現在、今後の対応を決めるために、ウクライナ最高検察庁に送られる。

 クリミアとセヴァストポリの行政府は2014年3月16日、ロシアへの再統合の是非を問う住民投票を実施した。住民投票で肯定されたものの、ウクライナ政府はクリミアをロシアの一部と認めることを拒んだ。

 

記事全文(露語)

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