チュヴァシ共和国の行政と日本政府の緊密な経済協力の結果、首都チェボクサルィ市に自動車用ワイヤーハーネスの生産工場が建設された。
チュヴァシ共和国の公式サイトによると、両者が盛んに協力するようになったのは2010年のことだが、ミハイル・イグナチエフ首長は昨年12月、安倍晋三首相と会談し、協力の見通しおよび共和国における共同プロジェクトの実現について話し合った。これにより、チュヴァシ共和国と有限責任会社「フジクラ・オートモーティブ・ルス・チェボクサルィ」の間で、「チュヴァシ共和国チェボクサルィ市での自動車用ワイヤーハーネス生産」プロジェクトの実現に向けた協力協定が結ばれた。
フジクラ・オートモーティブ・ルス・チェボクサルィを設立した日系企業「フジクラ・オートモーティブ・ヨーロッパ」の鎌田一郎氏はこの時、同社が生産拠点を決定するまでに、ロシアのさまざまな地域を3年かけて調査したことを明らかにしていた。「当社はロシアのさまざまな地域を訪れた。チュヴァシ共和国を選択したのは、共和国政府による支援があったため。生産に便利な場所を見つけることが重要であったが、さまざまな案を検討して、チュヴァシ共和国には優れた組織力があり、しっかり準備されていることがわかった。これによって、チュヴァシ共和国での投資を決定することができた。地元の住民に雇用を提供し、自社の事業を発展させられるよう、製品がグローバル・レベルで競争力のあるものとなるよう、本腰を入れて、末永く活動できることを期待している」と鎌田氏。
「チュヴァシ共和国チェボクサルィ市での自動車用ワイヤーハーネス生産」プロジェクトは実現した。21日、フジクラ・オートモーティブ・ルス・チェボクサルィの「フォルクスワーゲン」向けワイヤーハーネス生産工場の開業式が行われる。
*チュヴァシ共和国公式サイト (露語)
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