岸田外相が訪露調整の報道を否定

 岸田文雄外相は経済協力の道筋について協議するため、ロシア訪問の準備をする、と日本で伝えられた。だが岸田外相は記者会見で、日本外務省が自身の訪問の調整の最終段階にあるという情報を否定した。

 「日本経済新聞」は15日、岸田外相が来週ロシアを訪問する方向で、日本外務省が調整を行っているとの情報を伝えた。日本経済新聞は、経済協力に関する日露政府間委員会を22日に開く可能性も排除しなかった。

 「まず、私のロシア訪問について、報道されている情報は現実に合っていない。あらゆる可能な側面からこの問題の検討を続けるという姿勢は変わっていない」と岸田外相は強調した。

 日本政府は8月末、ドミトリー・メドベージェフ首相の択捉島訪問に関連して、岸田外相のロシア訪問を延期する決定を行った。しかしながら、新たな訪問の時期に関して、その後は何も伝えられていなかった。当初、日本のマスメディアによると、岸田外相の訪問は8月末で調整されていたという。

 9月、アレクサンドル・トカチョフ農業相も択捉島を訪問した。その後、日本外務省の林肇欧州局長が、エヴゲニー・アファナシエフ駐日ロシア連邦特命全権大使に、この訪問についての日本外務省の抗議を伝えた。抗議はロシア側によって拒否された。

 8月下旬のメドベージェフ首相の択捉島訪問に対しても、日本はロシア側に抗議している。

 

*記事全文(露語)

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