東方経済フォーラム総括:「東方経済フォーラムは大成功だった」

 ウラジオストクで東方経済フォーラムが開催された。主催者側は所期の目的を達成できたのだろうか。どのような重要合意が結ばれたのか。外国人ゲストたちの反応は。ロシア通信が総括を試みる。

 ウラジオストクは東方経済フォーラムの多数の参加者にとってまたとない交流の場となった。多数の投資家、企業家、専門家、ジャーナリストが、中国、ロシア、韓国、日本、シンガポール、豪州、ブラジル、EU諸国、米国から訪れた。フォーラムの目的は、ロシア国内外の投資家のために、極東を新たに「開き直す」ことだった。極東発展省のアレクサンドル・ガルシュカ大臣は、この目的は達成された、と考えているという。

 「フォーラムで我々は実業界から好評を博した。企業家たちに向けては、ロシア政府から明確な政策が打ち出されている。優先発展特区、自由港、投資案件へのインフラ支援といった政策だ。参加者は膨大な情報を得ることが出来た。また、抱えていた疑問を解消することが出来た」とガルシュカ大臣。

 フォーラムでは環状自動車道、「プリモーリエ3」、ウラジオ万博といった都市計画も紹介された。沿海州南部全体の発展にとって極めて重要なこれらプロジェクトへの最初の投資家も、東方経済フォーラムで見出された。プロジェクトの音頭をとるのは極東発展基金である。ウラジオストクのイーゴリ・プシカリョフ市長はフォーラムで、同基金のアレクセイ・チェクンコフ総裁と合意文書に調印した。後者によれば、ウラジオストクは今や真の意味でロシアの「東の都」である。専門家らによれば、交通インフラの発展なくしては、自由港の全面稼働は不可能である。これらプロジェクトによって、ウラジオストクは国際貿易、文化、観光の中心地となるだろう。基金も自らが主体となってプロジェクトに投資を行う。ウラジオストクの「無料銀行」だ。かたわら、新たな投資の誘致も行う。

 「輸送回廊「プリモーリ1」「エプリモーリエ2」「プリモーリエ3」の構築については中国と一緒に働く計画だ。これはロシアと中国、双方に利益をもたらすものだ。中国の東北地域はすばやくロシア極東の不凍港にアクセスできるようになる。ロシア側は経済を発展させられる」とガルシュカ大臣。

 東方経済フォーラムおよびウラジオストク市は外国人ゲストから好評を博した。豪州から参加したTigers’ Realm Coal社(豪州で最も盛んにロシアに投資している会社)代表取締役のペリー・クレイグ氏は東方経済フォーラムを「素晴らしいイベントだった」と讃えた。企業はロシア政府とじかに渡り合うことが出来、ロシアの指導部自らが実業界を支援してくれているとの確信を得ることが出来た、とクレイグ氏。またブラジルから参加したロベルト・アルヴァレス氏は、「ウラジオストクは素晴らしい風景、美しい景観を誇る美しい街で、大きな潜在力を持っている」と述べている。

 

*「Sputnik日本」より転載