日本向けの正教会完成間近

完成後は一路福岡県宗像市へ

 アルタイ地方バルナウル市で、日本人正教徒のための教会が建設されている。アルタイ地方のテレビ「カトゥニ24」がこれを伝えている。

 教会は11月までに完成する予定で、その後福岡県宗像市に送られる。1905年5月、宗像市は対馬海峡の海岸に位置するが、この海峡では、日露戦争の勝敗を決定づけることとなる、日本海海戦が行われた。海上で戦死したロシア人兵士の遺体は、宗像市の海岸に打ち上げられ、日本の漁師によって発見、埋葬された。

 教会を発注したのは宗像市の一家。ヴォロネジ出身のロシア人女性と結婚した日本人男性が、ロシア正教に改宗し、フョードルの名で洗礼を受けた。教会は、こういう愛の物語と関わっている。

 教会はニコライ堂として知られる東京復活大聖堂のロシア人修道司祭、聖ニコライ(ニコライ・カサトキン)にちなみ、命名される。教会の設計図は、建築家ピョートル・アニシフォロフ氏の事務所で作成された。建設資材にはアルタイ杉が使用されている。建築家らはロシア様式の基準に沿いながらも、日本の伝統を織り込んでおり、教会には来訪者が靴を脱ぐことのできる特別なテラスを設置する。アニシフォロフ氏と同僚の建築家が海外向けに教会を建設するのは初めてではない。南極の厳しい条件に合わせたロシア正教会の教会を請け負った実績がある。

 

*元の記事