アルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス大統領はモスクワを4月21~23日に訪れた際、アメリカの中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン氏と面談した、との情報を、アメリカのスノーデン氏の弁護士の一人であるアンソニー・ロメロ氏が認めた。ロメロ氏によれば、フェルナンデス大統領はスノーデンと会った初めての首脳だという。アルゼンチンの「ブエノスアイレス・ヘラルド」紙がこれを伝えている。
同紙によれば、フェルナンデス大統領の訪問の時期は、イギリスの諜報機関がアルゼンチン政府のフォークランド紛争関連活動についての情報を2006年から2011年まで収集していたことが明らかになった直後であった。「イギリスの諜報員は特に、アルゼンチン政府の信用を傷つけるために、コンピュータ・ウイルスや偽の情報を活用した」という。
これが面談のテーマになった可能性がある、と同紙は伝えている。
アメリカのニュースサイト「インターセプト」は、スノーデン氏によって提供された書類を引用しながら、イギリス政府通信本部(GCHQ)が2009年から、アルゼンチンで「QUITO作戦」の準備を秘密裏に行っていた、と伝えている。「長期的かつ大規模な、主要な効果を用いた」作戦は、フォークランド諸島がアルゼンチン政府のもとに収まることを防止するのが目的だった、とインターセプト。
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