ロシア、アブハジアの条約をNATO認めず、エストニアはロシアの「グルジアの部分併合」を疑う

北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務局長は、ロシアとアブハジアの結んだ同盟および戦略パートナーシップ条約について、NATOはこれを認めず、グルジアの主権と領土保全を侵すものと捉えるとの声明を表した。

 プーチン大統領とハジムバ大統領は24日、両国の同盟関係および戦略パートナーシップに関する条約に調印した。この条約は防衛および安全保障の統一圏の形成を見越しており、これにより両国軍の統一軍部隊が統一司令部のもとに編成される。このほか、条約はアブハジアに対し社会的生活水準をロシアのレベルまで段階的に引き上げることも保障している。

 条約締結を受けて、エストニアのペントゥス=ロジマンヌス外相は、条約は「グルジアの一部」および数カ国を併合しようとするロシアの希望を表したものとロシアに対して名指しで非難した。アブハジアの独立を認めたのはロシアおよび数カ国であり、西側は未だにアブハジアをグルジアの一部とみなしている。

 

*「ロシアの声」より転載 

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる