日露合同NOWPAPデルタ訓練実施

日本とロシアの合同油防除訓練「北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)デルタ2014」が、ウラジオストク近郊のアムール湾水域で行われ、船舶17隻とヘリコプター2機が参加した。沿海地方広報課がこれを伝えている。

NOWPAPは、北西太平洋地域における、海洋および沿岸の環境保全・管理・開発のための行動計画。参加国はロシア、日本、中国、韓国。NOWPAPデルタ訓練は2年に1回行われている。

 訓練に参加したのは、日本海上保安本部の巡視船「えちご」とヘリコプター「ベル212」、その乗組員など。

 シナリオはこうだ。タンカーが船と衝突し、船首左側に穴があく。3人の乗組員が海に投げ出され、1200トンの原油が流出。船内では火災が発生する。訓練の参加者は、乗組員の捜索救助、医療施設への輸送、消火、流出油の回収を行った。

 主催者は、目的が達成され、「海上で緊急事故が発生した際の高いレベルの即応態勢が示された」と述べた。

 

元記事(露語)

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