「まず第一歩として、5カ国の非常事態担当省庁が2016年に大規模な合同演習を行うことを提案する。これにより、各国のレスキュー隊相互の通信、連絡の手続きを、実地の訓練を通じて改善、向上させられる」。プーチン大統領は、第4回カスピ海沿岸諸国サミットの拡大会議で、このように述べた。
カスピ海領有問題でも歩み寄り
またプーチン大統領によると、サミットの参加国は、カスピ海の「地位」についても声明をまとめた。これは、約20年の領有問題をめぐる対立を経て初めて、将来の合意に向けての地ならしとなるもの。カスピ海沿岸の5カ国が協力することで、この地域の安全保障が強化され、経済発展も促進されることになる、と大統領は付け加えた。 「カスピ海とその資源は、すべての国の戦略的遺産であり、それを守り増やしていくことが、将来への世代に対する責任だ」。プーチン大統領はこう述べた。
*ブズグリャド紙の以下の記事を参照
・記事1
・記事2
・記事3
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。