ウクライナ情勢をめぐり、西側諸国が新たな対ロシア制裁を発動した後に科される、ロシアの対抗措置第2弾は、西側諸国への懲罰ではなく、ロシアの利益を保護するものである。ウラジーミル・プーチン大統領は国家評議会で行った演説の中で、このように述べた。
「ロシアに対する制裁は、世界貿易機関(WTO)の原則拒絶以外の何物でもない。すべての国および経済活動を行う参加者が、商品・サービス市場に平等に到達できるという原則に反し、貿易の特恵制度、公正かつ自由な競争の原則が無視されている」
WTO規定に沿うことなく、すべてが政治的に行われているという。「西側諸国のグループはほぼ一方的に、世界の上位6位以内に入る経済国であるロシア向けのWTOの一連の他の原則および規定に、”取り消し線を引いた”」とプーチン大統領。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。