プラトン・レベジェフを釈放へ

ミハイル・ホドルコフスキー氏が経営していた石油会社「ユコス」の元共同所有者、プラトン・レベジェフ氏が、近日中に釈放される。ロシア連邦最高裁判所が23日、このような決定を下した。今年5月までの懲役刑の刑期が短縮された。

 最高裁はユコスの筆頭株主だった「メナテプ」銀行の元頭取であるレベジェフ氏の刑事罰を停止し、収容所から釈放することを決定。また、ホドルコフスキー氏とレベジェフ氏の裁判に対する、判決の見直しは行わないとした。

 レベジェフ氏はホドルコフスキー氏とともに、ユコスに関連する2つの刑事事件で裁判を受けていた。ユコス事件はロシア有数の大事件である。2人に対する捜査が始まったのは2003年。

 モスクワ市メシチャンスキー地区裁判所は2005年、1つ目の事件について、詐欺と脱税の罪で2人に9年の懲役刑を言い渡した。その後この刑期は8年に短縮。モスクワ市ハモヴニチェスキー地区裁判所は2010年、2つ目の事件について、横領と資金洗浄の罪で、前回の判決を考慮したうえで、2人に一般収容所懲役14年の刑を言い渡した。この刑期はその後11年に短縮。さらに2ヶ月短い、2014年5月までとなっていた。

 

*レンタ・ル、RBCデイリー、ニュースル、インテルファクス参照記事。

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