スノーデン氏が19ヶ国に亡命申請

内部告発サイト「ウィキリークス」は2日、元中央情報局(CIA)職員のエドワード・スノーデン容疑者が亡命申請した19ヶ国のリストを公表した。

 これまでメディアは、スノーデン容疑者が、エクアドルとアイスランドに政治亡命を申請したと伝えていた。両国を合わせると、亡命申請先は21ヶ国にのぼる。

 アメリカの新聞「ロサンゼルス・タイムズ」は1日、スノーデン容疑者の代理人がロシアの外交官に、15ヶ国向けの政治亡命申請を手渡したと報じた。その日の夜、スノーデン容疑者がロシアへの亡命申請も行ったと報じられたが、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、そのような情報はないと否定した。

 ウィキリークスによると、スノーデン容疑者の法的相談役として同行しているウィキリークスのサラ・ハリソン氏が6月30日、モスクワのシェレメーチエヴォ国際空港の領事部に、オーストリア、ボリビア、ブラジル、ベネズエラ、ドイツ、インド、アイルランド、スペイン、イタリア、中国、キューバ、オランダ、ニカラグア、ノルウェー、ポーランド、ロシア、フィンランド、フランス、スイスへの政治亡命申請を提出したという。ウィキリークスは、このリストが完全なリストではないと伝えている。

 アメリカの国務省はスノーデン容疑者を拘束し、本国に送還するよう求めている。スノーデン氏は現在、シェレメーチエヴォ国際空港のトランジット・ゾーンにいると考えられている。



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