プーチン大統領 「ロシア経済には『不安な』点もある」

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は22日、経済問題に関する会議に出席し、国内の経済状況を性格づけた。大統領は、ロシア経済には「不安な」点もあるが、一方で「強固さの蓄え」も十分にある、とした。

 「不安」については、GDP成長率を引きながら、次のように語った。「2012年最初の3ヶ月のGDP成長率は4.8%、最後の3ヶ月は2.1%。2013年の最初の3ヶ月は1.1%。こうした数字を元に、経済発展省は、2013年のGDP成長率予測を下方修正し、2.4%とした。これは世界のGDP成長率より低い数字だ」。

   こうした「不安な兆候」の一方、ロシア経済には「強固さの蓄えが十分にある」、との考えが示された。

   「強固さの蓄え」について、次のような点が指摘された。「石油その他の資源価格は高水準を保っている。金保有量も豊かであり、信頼性の高い準備預金も存在する。市民の純所得も低下してはおらず、むしろ成長を続けている。一部アナリストは、今年の第2四半期には経済成長が回復する筈だ、と見ている」。

 

(「ロシアの声」より転載)

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