世界で最も寒い場所のひとつであるヤクート・サハ共和国のオイミャコンは、このところマイナス45℃の日が続いている。地元の新聞シベリアン・タイムズ紙によれば、地元の牛飼いであるニコライ・アトラソフさんは、家畜のためにちょっと変わったものを作ることにしたという。 アトラソフさんは言う。「わたしは猟師で、わたしたち一家は牛を5頭飼っていますが、彼らは稼ぎ頭です」。「冬の間は小屋で過ごしていますが、毎日、マイナス60℃のときでも外に出ます」。
そこで、牛たちが凍えないよう、アトラソフさんは、彼らのために古い羊毛や毛皮の帽子、コートなどを使って、暖かい「ブラジャー」を作った。3本のストラップで固定する。ブラジャーは乳房を暖かくし、乳が出なくなるのを防いでくれるのだと言う。
オイミャコンでは、冬はマイナス60℃まで気温が下がる。これまでに記録された最低気温はマイナス67.6℃で、1933年に樹立された。