1. 35 mm
ソ連崩壊後の街の人通りのない道、破壊された自動車、草に覆われた鉄道の線路、かつておん精神病院の恐ろしい廊下、打ち捨てられた地下壕のラビリンス・・・これが2016年にロシアの開発者、セルゲイ・ノスコフがリリースしたホラーインディーズゲームに登場するものである。
ゲームの背景は住民のほとんどを死に追いやった疫病が収束した後のロシア(何か思い出さないだろうか?)。プレーヤーは古い友人とともにソ連崩壊後の終末をたどる長い道を歩き、新たな生活習慣に適応していかなければならない。
プレーヤーは、自分がどこから来て、どこに向かい、どのような目的で歩いているのか分からない。ただその雰囲気に入り込み、無愛想な略奪者やひどく空腹で機嫌の悪いクマに遭遇したりしながら、なんとか生き抜こうとする。
真実は最後に明らかになるが、何れにしても楽しいものではない。
ゲームはSteamで、ロシア語と英語でプレイできる。
2. The Cursed Forest(呪われた森)
主人公は、母親が入院したため、助けが必要であることを知る。急いで自動車のエンジンをかけ、古い無舗装の道を、森を抜け、病院へと向かう。「これが一番の近道だ」と主人公は思っていたところ、途中で、恐ろしい生き物に遭遇し、自動車は溝に入り込む。すると、主人公は、魅力的な洞窟、恐ろしい祭壇、醜い怪物を隠した、草に覆われた謎めいた暗い森に出る。
2019年にリリースされた一人称視点のホラーアドベンチャーは、プレーヤーが必要なツールを集めながら森を抜け、秘密の儀式を執り行い、怪物の魔法を解き、閉じ込められた汚れなき心を解き放つというもの。
ゲームはSteamで、英語、フランス語、イタリア語、ハンガリー語、ポーランド語、トルコ語のインターフェイス付きでプレイできる。
3. Skyhill:Black Mist
あなたは強大なバイオテクノロジー企業「スカイヒル」の社員の一人。会社に対する貢献が評価され、巨大な住宅コンプレクスの一室を与えられ、その部屋に娘と共に引っ越すのだが、ある朝、異変が起きる。娘は誘拐され、住宅コンプレクスは少しずつ黒い霧に覆われ、平和な住人たちを恐ろしいモンスターに変えていく。
2020年にロシアのゲームスタジオ「マンドラゴラ」からリリースされたこの第三者視点のホラーゲームでは、プレーヤーは、崩壊された学校、血に染まったダンス会場や駐車場などを通り過ぎながら、住宅コンプレクスを歩きまわり、すべてのモンスターを倒し、娘を探し出さなければならない。また同時に世界でもっとも危険な企業の秘密を知ることになる。
ゲームはSteamで英語、フランス語、ドイツ語、ポーランド語、中国語でプレイできる。
4. Wild Russia
主人公はエージェントのレッド。彼はロシアの田舎の寂れた街にある雪の積もった公園にいて、回るメリーゴーラウンドを眺めながら、どこに行こうか考えていると、突然、ゾンビのような奇妙な生物に取り囲まれる。そしてゲーム開始から1分もしないうちに、レッドは死んでしまう。
Wild Russiaは2020年にリリースされた第一人称視点のゲーム。エージェントはモンスターや異常現象、罠、打ち捨てられた建物でいっぱいの巨大な世界からの出口を探さなければならない。
開発者のセルゲイ・アンドレーエフは、Steamのページで、「何をしても、何もしなくても、重大な結果が引き起こされることになる」と書いている。
ゲームはSteamでロシア語、英語、中国語でプレイできる。
5. Gravewood High
グレイヴウッドの高校では奇妙な現象が起きている。数人の学生が突然、姿を消すのだが、大人たちはこれに気がつかない。建物は出口のない恐ろしい迷宮と化し、周辺にはこの新たな闇の世界の支配者である気の狂った教師が歩いている。
モスクワのゲームスタジオ「エヴィルコゲームス」とカリーニングラードの出版社「ヒーロークラフト」によって開発された第一人者視線のホラーゲームは、主人公がガールフレンドのエリンと共に悪の教師を倒し、学校を襲った狂気の裏にあるのが何なのかを探り、迷宮から脱出するというもの。しかし学校内の配置は、教師が2人を見つけるたびに変わるため、なかなかうまくいかない。また教師は遭遇するたびに、より賢く、より危険になり、それまでの罠が使えなくなる。
またこのゲームでは、解放の1980年代から内戦の時代まで、アメリカのさまざまな時代に入り込むことができる作りになっている。
デモ版はSteamで、英語で試すことができる。 完全版は2020年の第4四半期にリリースされる予定。