日本のインターネットでブリャンスクの牛乳パックのネコが話題に

ライフ
ロシア・ビヨンド
 今年の夏、アレクサンドロフのスィロク(カッテージチーズバー)という大発見をした日本のツイッターユーザーたちの間で、今度は別のロシアのヒーローが大きな話題となっている。そしてこちらも乳製品から飛び出したものである。

 インターネットサイトTJによれば、今回ツイッターで話題となっているのは、ブリャンスクの乳製品メーカー「ミルグラド」の製品。いや、正確にはかわいいネコが描かれた牛乳パックである。 

 8月初旬にブリャンスクの乳製品工場は、牛乳、ケフィール、リャージェンカなどの乳製品を発売していた「ミルグラド」の商標変更を行った。新たなパッケージデザインを手がけたのは広告会社「Depot」。できるだけ、やさしくて、かわいいものを作りたいとして、すべての製品に、新たなブランドの顔となる青いネコをプリントした。 

 イラストは製品を並べると、まるでパッケージからパッケージへと移動しているかのようにデザインされている。あるいはいくつかのパッケージを並べて、パズルのようにネコの形にすることもできる。寝そべっているネコ、あるいは紐で遊んでいるネコなどが出来上がる。デザインを描いたのは「Depot」のアート・ディレクター、ヴェーラ・ズヴェレワさん。愛猫であるブリュンヒルデにインスピレーションを得たという。

 この新たなパッケージデザインは、ソーシャルネットワーク、広告会社のサイト、そしてクリエーターのためのソーシャルメディアBehanceのズヴェレワさんのページで公開された。そしてその3週間後、日本のツイッター上で突如、話題となった。

 ズヴェレワさんはサイトTJからの取材に対し、自分のデザインが日本語ユーザーたちの間で注目されていることはすぐに分かったと述べている。「とてもたくさんのいいね!をしてくれ、フォロワー申請がたくさんきました」。

 ズヴェレワさんは、インタビューの中で、「日本のユーザーの間で話題になっているのを知ったのは2日ほど前ですが、今日は日本のジャーナリストが、インタビューしたいとメッセージを送ってきてくれました。その前には、デザインの本にこの絵を載せてもいいかという問い合わせもありました」と語っている。

 ツイッターには、「ミルグラド」の製品を使ったアート作品まで登場している。