ロシアでは先週、3月11日から始まった大斎(40日間の断食)に先立つマースレニツァ(バター祭り)と呼ばれるパンケーキ週間が祝われた。多くのロシア人は正教会の教えに従い、大斎を前に、これが赤身の肉、背骨のある魚類、乳製品を食べる最後のチャンスになる。
誰にも想像できることだが、信者もそうでない人も同様にこの機会を逃さずパンケーキ、つまりブリヌィをむさぼり食べる。溶けたバターが熱いフライパンの上で大量にジュージュー焼ける音がロシア中に響く。
ブリヌィに厚くぬるトッピングをどれにするか選ぶときにはどれだけ想像力を駆使しても足りない。ジャムでも、とても甘いコンデンスミルクでも、ベリー類でも、煮こんだキャベツでも、スモークサーモンでも、イクラでも、キャビアでもなんでも合うからである。
人々は自由に奔放に創造力を働かせて、ブリヌィで芸術的なケーキや芸術品を作る。
マースレニツァのシンボルの一つはお祭りの最終日に燃やされる藁人形である。というわけで、ロシア人の中には、自分のバービー人形にブリヌィで作った民族衣装風のドレスを着せる人もいるのです。
こんなブリヌィ、あなたは食べてみたい?
P.S. ユニークなユーモアセンスを持った人もいるものですね・・・
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