アイスホッケークラブ「サラワト・ユラエフ」(ウファ)の応援団は、明るい白と緑のワンピースですぐにわかる。チアリーダーは、試合のあいだの休憩時間に、舞台やゾーン内だけでなく氷上でも演技を行う。リハーサルは週に二回以上行なわれるが、そのくらいは必要だ。グリーンハートのSNSは、数千人の熱狂的なファンにフォローされている。
16名の女の子たちから成るチームが応援しているのは、サッカーチーム「ロコモチーフ」(モスクワ)だ。ドリームチームのメンバーたちは皆、さまざまなダンスやスポーツの経験をもっている。「週に三回、二時間ずつ練習しています。試合前にはさらに日曜日に四時間練習します」と彼女たちは書いている。このチアグループは、ロシアチアリーダーコンクールで一度ならず優勝している。さらに、学生向けのダンスコンクールも独自に開催している。ちなみに、彼女たちは2018年にモスクワで開催されたサッカーワールドカップの開会式でも演技を披露した。
ウラジオストクといえば――海と蟹とホッケークラブ「アドミラル(海軍将官)」だ。「水兵」たちの闘志を支えているのは、チアグループ「アドミラロチキ(女性海軍将官たち)」だ。彼女たちのコスチュームも海がテーマになっている:ストライプの水兵シャツに黒いショートパンツ、または白とブルーのワンピースを着ている。
バスケットボールクラブ「ヒムキ」(モスクワ州)の試合では、休憩時間になっても観客は席を立とうとしない。「ヒムキ・ダンサーズ」のチアリーダーたちがコートに出てくるからだ。このダンスチームが創設されたのは1995年、チアリーダー活動がまだロシアに登場したばかりの頃だ。現在、彼女たちは百以上のレパートリーをもっている。彼女たちを見ることができるのはホームゲームだけではない。国際試合でもお気に入りのチームを応援している。
彼女たちが応援しているのは、ホッケークラブSKA(サンクトペテルブルク)だ。衣装は、明るいブルーか白のワンピースで、チームのシンボルである星模様がついている。グループの基本メンバーは20人だが、試合になるともっと増える。女の子たちの平均年齢は――20歳。チームに参加しているとき以外は、ほぼ全員が学生か仕事をもっている。「シスターズ」には、SNS上に自分たちのファンクラブもある!
このチアリーダグループは、モスクワの「スパルタク」に比較的最近の2015年に登場した。彼女たちは、紅白(チームのブランドカラー)のコスチュームを身につけ、舞台上だけでなく氷上でも演技を披露する。「エンジェルたち」は、自分のチームだけでなく、ロシア選抜チームの応援もしている。
「シスターズ」は、サッカー、バレーボール、バスケットボールクラブの「ゼニト」(サンクトペテルブルク)のファンだ。だから、ペテルブルクで行われるスポーツの試合では、彼女たちをよく目にする。各イベントに合わせて自分たちのダンスを調整している。というのも、氷の上や、砂の上で踊るときでも、普通の体育館のコートと同じように演技しなければならないからだ。ソウル・シスターズには、素晴らしいダンススキルをもつ50人のメンバーがおり、驚きべきアクロバティックな技を見せてくれる。
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