5競技の華やかで強い女子選手たち

Vladimir Pesnya/RIA Novosti
 ロシアにも、諸外国にも、若くて元気で、大成功している女子スポーツの選手がいる。未来はとても明るく見える。これから注目のロシアの才能ある選手を、ロシアNOWが特集する。

 ロシアの女子代表は、新体操、シンクロナイズドスイミング、フィギュアスケートの国際大会で活躍してきた。だがここ10年はラグビー、ハンドボール、チェス、レスリングといった男子の多い競技にも参加するようになり、たくさんのメダルも獲得している。

 

ハンドボール

 ソ連時代、女子ハンドボール・チームはオリンピックや世界選手権で金メダルを獲得し、大成功を収めていた。15年ほど支配的であったが、現代ロシアになってから結果は悪くなるばかりだった。2001年、運が味方につき、ロシア代表は再び金メダルを獲得することができた今は12月にドイツで開催される世界選手権に向けて練習に励んでいる。

・結果 2016年リオ夏季五輪で金メダル

アレクサンドラ・コステニュク、2016年リオオリンピック=APアレクサンドラ・コステニュク、2016年リオオリンピック=AP

・注目の選手 アンナ・ヴャヒレワ(22)ハンドボール選手の家庭出身。父はモスクワ州ズヴェニゴロド市でコーチを務め、姉のポリーナ・クズネツォワもリオ五輪の代表としてプレーした。

 

チェス

 ロシアの主要なチェスの選手全員の名字がKから始まる。カルポフ、カスパロフ、カリャキンなど。全員男性である。だがコステニュク(アレクサンドラ)、コシンツェワ(ナデジダとタチヤナ)は注目に値する。ここ10年、チェスの女子代表はメダルをたくさん獲得している。

・結果 2017年ハンティ・マンシスク世界団体チェス選手権で金メダルを獲得した。  

アレクサンドラ・コステニュク=ニーナ・ゾチナ/ロシア通信アレクサンドラ・コステニュク=ニーナ・ゾチナ/ロシア通信

・注目の選手 アレクサンドラ・コステニュク(33)、「チェスの女王」(画像投稿サイト「インスタグラム」の自身のユーザー名)子ども時代、父親の指導のもとで徹底した練習を続け、後に2人で「いかにして14歳でグランドマスターになったか」という本を書いた。男子のスイス世界チェス選手権で優勝した初の女子でもある。

 

バレーボール

 ソ連の男子バレーボール代表は世界的に有名であった。主要な大会で金メダルを獲得することは、ほとんど恒例行事になっていた。ソ連時代は幼少時からバレーボールの学校に通い、学んでいたが、ソ連が崩壊してから、バレーボールは混乱に陥り、男女ともに苦労していた。ここ10年、状況は改善し、ロシアの女子代表は多くの主要な大会で強豪になっている。

・結果 2015年バレーボール女子欧州選手権で金メダルを獲得した。

エカテリーナ・ガモワ=マクシム・ボゴドヴィド/ロシア通信エカテリーナ・ガモワ=マクシム・ボゴドヴィド/ロシア通信

・注目の選手 ジュニア・バレーボール代表。「ロシア・バレーボールの女帝エカテリーナ」と呼ばれるエカテリーナ・ガモワ(36)から指導を受けている。ロシア有数のバレーボール選手ガモワはケガに苦しみ、早期に引退したが、指導者の道に進んだ。チームは2017年CEV U18バレーボール女子欧州選手権で優勝している。

 

ラグビー

 ラグビーはソ連ではマイナーなスポーツであった。プレーする人があまりいなかったため、最初にチームが編成された時は、別の競技の選手が呼ばれた。15人制が一般的だが、ロシアでは7人制が採用され、女子チームは結成以来大活躍している。ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、アメリカ、スペインなどの国と対戦しており、ここ5年の欧州選手権で優勝もしている。

・結果 7人制ラグビー女子欧州グランプリ・シリーズで金メダルを獲得した

バイザト・ハミドワ =Getty Imagesバイザト・ハミドワ =Getty Images

・注目の選手 バイザト・ハミドワ(26)、ダゲスタン共和国初のラグビー・ロシア女子代表選手。コーチのパーヴェル・バロノウスキーは、バイザトとその姉妹をチームに引き入れようと必死だった。コーカサス山脈の辺境の村に自ら出向いてスカウトした。女子ラグビーのウェブサイト「スクラムクイーン」では、バイザトが世界上位5位の女子選手に選ばれている

 

レスリング

 ソ連のレスラーは世界有数の強豪であった。数えきれないほどの金メダルを獲得した。女子は1990年まで参加していなかったが、参加するや否や、すぐに男子と同様の成功を収めるようになった。

 サニヤト・ガニャチュエワ、オリガ・スミルノワ、トゥヴァ共和国出身のロリサ・オオルジャクは、主要な大会で金メダルを獲得している。オオルジャクは、自動車事故で大ケガし、腎臓を一個失った後の2010年に優勝した。ロシアの女子代表は日本の女子代表と激しく闘えることを喜んでいる。

・結果 オオルジャクは2005年、2007年、2010年レスリング世界選手権で金メダルを獲得している。

イリーナ・オロノゴワ=AFPイリーナ・オロノゴワ=AFP

・注目の選手 イリーナ・オロノゴワ(27)。ブリヤート共和国出身。友達に無理やり連れて行かれた練習がきっかけで、レスリングを始めた。ブリヤート共和国の辺境の村の一般家庭で育った。父は酪農家。レスリング界で活躍するようになってから、世界選手権や五輪でいくつもの金メダルを手にしている。

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