10月31日、沖縄の豊見城市で、露日武道フェスティバル「ロシア武道代表団交流演武沖縄大会」が開幕した。このイベントは、露日交流年の一環として、両国の武道家が参加して行われるもの。タス通信が伝えた。
露日武道フェスティバルのプログラムには、演武、マスタークラスなどが含まれる。その種目は、両国の伝統の武道や格闘技で、サンボ、マス・レスリング、ハプサガイ、ブリヤート弓術をはじめとする弓術、コサック武術、チュルク系諸民族の伝統武術「コレッシュ」、プリアムーリエ(外満州)の夏季の伝統格闘技など。
「ロシア格闘技連盟にとって日本は特別な国で、沖縄は特別な場所。数十万人のロシアの武道家が格闘技のほか、日本の文化と歴史を学んでおり、名人の域に達する者もある。私も武道家の一員であることを名誉に思う」
ユーリー・トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表は、開会セレモニーでこう述べた。副首相は、ロシア格闘技連盟の共同議長を務め、自らも、極真空手六段の段位を有する。
「異なる国の武道家がこのようなレベルで出会ったことはかつてない。空前の出来事だ」。ロシア連邦功労トレーナーの称号をもつアレクセイ・シトゥルミン氏は、タス通信にこう語った。
「様々な武術の名人の演武をひとつの場所で見られるとは、千載一遇の機会」。日本側の参加者の一人もこう述べた。
これと同様の武道フェスティバルが11月3日に、兵庫県姫路市で始まる。
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