ウラジオストクで日本人が柔道のマスタークラス

極東連邦大学

 極東連邦大学を拠点とする国際柔道クラブで柔道家のためのマスタークラスが行われた。柔道中国代表チームの監督で、デンマークチーム、スイスチームのトレーナーでもある東海大学教授の光本健次交際担当師範と日本のサンボ連盟の副会長を務める浅井信幸氏が指導に当たった。

 出版社「PrimaMedia」からのインタビューに応じた2人は、トレーニングについて、また今年9月に東方経済フォーラムの開催期間中に行われる柔道の国際大会について語った。

 まず浅井氏はトレーニングについて、「4日間、大学の柔道用体育館でトレーニングを行なった。午前中のトレーニングは若手選手を対象に、午後はよりプロフェッショナルな選手たちを対象に行った」と述べた。一方、これに加えて光本氏は「この中から2020年のオリンピックに出場する選手が出てくることもあり得る」と指摘。また浅井氏は現在ロシアは柔道で世界2位につけているとし、「日本人選手にとって、ロシアは強い競争相手だ」と述べた。

 また光本氏は9月に予定されている柔道の大会について、「東方経済フォーラムの開催中に嘉納治五郎の名を冠したジュニア男女の国際大会が予定されている。ウラジーミル・プーチン大統領と安倍晋三首相も会場を訪れるだろう。大会には日本のジュニア代表が参加する」と述べた。

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 さらに光本氏は、「ウラジーミル・プーチン大統領は柔道を学んだことについて、“あの時のトレーニングや哲学がなければ今の自分はなかった”と述べている。またプーチン大統領は来日のときには柔道着を身につけるが、これは大統領が日本に近しいということを証明している。それは我々が同じものに携わっているというシンボルである」と指摘した。

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