子供にロシア国籍を取らせたいなら、知っておきたい4つのこと

Legion Media
 ロシアで生まれただけでは、ロシア国籍を取ることはできない。しかし両親のうち一人がロシア国籍を持っていれば、問題なく手続きをすすめることができる。

1.ロシアで生まれた子供は自動的にロシアの国籍を得られるのか?

 答えはノー。現在の法律では、ロシアで生まれても自動的にロシア国民になれるわけではない。子供がロシア人になるには、いくつかの条件に合致する必要がある、と法律事務所スタリンスキー・コルチャゴ・アンド・パートナーズの共同経営者、ウラジーミル・スタリンスキー氏は言う。

 「連邦法第62章12項(ロシア国籍について)によれば、ロシアの領域内で出生した子供は両親のうちどちらかがロシア国籍を持っていればロシア国籍を得ることが出来る」、「両親ともが外国人の場合は、両親の母国が子供に国籍を与えない場合のみロシア国籍を得ることができる。国によって法律が違うので、子供に国籍を与えないということについては国によって考え方は異なる」。

2.両親のどちらかがロシア人の場合、子供の国籍を申請する手続きはどのくらい煩雑なのか?

 あなたか、あなたの配偶者がロシア国籍を持っているなら、子供の国籍を取る手続きはまったく難しくない。両親が地元の「My Documents」事務所に出向き、ロシア人でない方の親が、子供をロシア人にするのを反対していないという宣言をする書類を提出すればよいだけである。

 そして、両親のパスポートと子供の出生証明書を提出すれば、役所は国籍を与えてくれ、同じ日に手数料なしに出生証明書にスタンプを押してくれる。

 チュニジア出身のモノム・メッサディさんは、1年以上前に娘のためのロシアのパスポートを取得したが、手続きは概して簡単だったと言う。「妻がロシア人なので、役人はあまり質問もしなかった。ただ、出生証明書を提出すれば、すぐに国際パスポートをくれた(ロシアでは子供は生まれてすぐ国際パスポートをもらえる)。娘は冬に生まれたのだが、夏にはもうパスポートを持って飛行機に乗っていたよ」と彼は語ってくれた。

 もし外国籍を持つ片方の親がいなかったり、分からなかったリする場合は、手続きは少し時間がかかる。追加の書類、例えば、片親がいないとか、親権をはく奪されているという旨を裁判所が判断した書類のコピーや死亡診断書の公正証書が必要になる。

3.両親ともが外国人の場合、子供がロシア国籍を得る方法はあるのか?

 ロシアで生まれたものの、両親ともにロシア人でない子供は、通常、両親と同じ国籍を得ることになる。何らかの理由で、両親の国が子供に国籍を与えることを拒否した場合は、ロシア国籍を申請できる。A2弁護士事務所の経験豊かな専門家であるマクシム・サフューリン氏によれば、この場合は、「My Document」事務所に出向いて、子供が両親の国の国籍を与えられないとする公式な書類を提出する必要がある。

 しかし、質問事項が複雑な上、状況によって取るべき対応が変わってくるので、混乱やストレスを避けるため、入国管理問題については、経験のある弁護士や専門家に相談した方が良い。

4.ロシア国外で生まれた子供がロシア国籍を取得することはできるのか?

 答えはイエス。子供が生まれた場所がどこであろうと、子供はロシア国籍を取れる。そのための条件は、

  • 両親か片親がロシア人である場合
  • 片親がロシア人で、他方がロシア国籍を持ってないか、どこの国籍か分からないか、居場所が分からない場合。

 また、このような場合も、簡単な手続きでロシア国籍を取得できる。

  • 片親がロシア人で、他方が子供がロシア国籍を取得することに同意する場合。
  • 該当する子供が、ロシア人の後見もしくは、信託を受けている場合。

 また次のような場合は、申請書は、海外のロシアの在外公館か領事館に提出することになる。

*個別のケースについては、移住問題に詳しく、最新の法的状況を理解している弁護士に見てもらうべきである。このような専門家を選ぶには、これまでの実績をよく調べ、彼の専門分野が自分のケースと合っているか確認すること。そうすれば、時間とお金を無駄にしなくてすむかもしれない。

 

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