アリーナ・ザギトワ選手、ネーベルホルン杯で世界新記録樹立

Tobias Hase撮影/Global Look Press

 ロシアのフィギュアスケート選手アリーナ・ザギトワはドイツで開かれたネーベルホルン杯女子シングルに出場し、フリー演技および総合得点の両方で世界最高得点を叩き出した。ロシアのメディアが伝えた

 928日、オリンピックチャンピオンのザギトワ選手はドイツのオーベルストドルフで行われたネーベルホルン杯で、日本の三原舞依選手(209.22点)とベルギーのルナ・ヘンドリックス選手(204.16点)を大きく引き離し、優勝した。ザギトワ選手の得点はフリープログラムで158.50点を獲得し、合計238.43 点で、国際スケート連盟によってこれまでの得点記録がすべてリセットされた後、世界新記録をマークした。

 ザギトワ選手は「今回の演技は肯定的に評価しているが、どんな演技も完璧なものではなく、ミスや欠点がつきものであり、まだまだ目指すべきものはある。またより自由に演技する必要がある。これについては時間が導いてくれるでしょう」とコメントした

 さらに「わたしにとって一番重要なのは、ミスなく演技すること。また今シーズンは自信のあるスケートをすること、そして楽しんでスケートすることを心がけている。そしてもちろん、さらにトレーニングをしていきたい。なぜならトレーニングすればするほど、良い結果が出るものだから」と述べた。

 アリーナは今回のフリープログラムで彼女にとって新しいイメージを披露した。使用曲は「カルメン」。振付師のダニイル・グレイヘンガウズ氏によれば、オリンピックで金メダルを獲得したあと、ザギトワ選手は女性として成長し、より女性らしいプログラムを演技できるようになったという。

 一方、国家功労トレーナーのタチアナ・タラソワ氏は今回のザギトワ選手の演技について、「オリンピック後の新シーズンのスタートとしては素晴らしい演技ができたと思う。演技後半に「ルッツ–トーループ」を跳んだ後に「ルッツ–ループ」のコンビネーションを決めたのは評価に値する。音楽については、ドンキホーテの後、カルメンを選んだのは正解だと思う」とコメントした

 なおこれまでのフリー演技の世界記録は日本の紀平梨花選手(16)の147.37点。また同じくエテリ・トゥトベリゼコーチに師事するアレクサンドラ・トルソワ(14)は総合スコア221.44点の世界記録を持っていた。

 ザギトワ選手は106日に埼玉で行われるジャパンオープンに出場する。

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