ロシア代表のミドルブロッカーで、2012年のオリンピック金メダリストのドミトリー・ムセルスキー選手が「ベロゴリエ」から日本の「サントリー・サンバーズ」に移籍し、オフシーズンのバレーボール界で大きな話題を呼んでいる。
ドミトリー・ムセルスキー選手はインタビューに応じた際に、日本の印象について次のように述べている。「もしロシアを去ることがあるなら、行き先は日本しかない。それはわたしの夢だ。2011年に初めてワールドカップ出場のために日本を訪れ、たちまち好きになった。日本人は大きくなった子どものようだ。彼らはあらゆることに心から感動する。よく背が高いことで笑われることがあるのだが、日本ではそのようなことはまったくない。平均的な日本人とわたしの間にはものすごい身長差があるにもかかわらず」。
「日本人の互いに敬意を払う姿に感銘を受けた。相手がどのような地位にあってもそれは変わらない。選手に対するファンの態度もそうだ。それは他の地では見られないものだ。どちらが良い、悪いと言っているのではない。ただ日本は特別なのだ。これは感じるしかないものだろう。観光で出かけるのと、長期に暮らすのを同じように考えてはいけないことは分かっている。ですがわたしはこの国を家族に見せてやりたいし、今も誰もが日本を一度は訪れるべきだと考えている。それはヨーロッパやロシアやアメリカとは違う、異なる世界。わたしは長いこと情報を集めていた。もしバレーボール選手の誰かが日本でプレイしていたと知ると、色々なことを質問した。何年もかけて情報を集めた」。
彼はインスタグラムにこう投稿している。「わたしにとって大切なニュースをお知らせしたい。8ヶ月に及ぶ交渉が終わり、日本選手権でプレイするというわたしの夢が叶った。契約が結ばれた。今後2年間、サントリー・サンバーズでプレイすることになった!バレーボール選手として、また一人の人間として、興味深く、また有益な経験になると確信している」。
ムセルスキー選手によれば、「ベロゴリエ」との契約は自分のお金を払って解除したという。日本チームとの契約期間は2年。「主に、対角のポジションでプレイすることになるが、試合によってはブロッカーとしても出場することになるだろう」とコメントした。
「アジアのバレーボールに関心がある。彼らがどのように練習し、どのようにプレイしているのか。日本代表は短い期間で、アウトサイダーから強豪チームの仲間入りを果たした。一体どのようにして飛躍したのか本当に興味がある」。
ロシア・ビヨンドがTelegramで登場!ぜひフォローをお願いします!>>>