ジュニア・ロシア代表の非公開のテストスケートで、14歳のアレクサンドラ・トルソワが、フリーの演技で、ルッツを含む3度の4回転に成功した。
トルソワは、平昌五輪金のザギトワ、銀のメドベージェワと同門で、「鉄の女」、エテリ・トゥトベリゼの弟子。既にトルソワは、「勝利のマシン」と呼ばれている。
驚異の14歳は、4回転ルッツ、4回転トウループ――3回転トウループのコンビネーション、4回転トウループと、3度の4回転を飛んだ。4回転ルッツは、4回転のなかでも最も難しいものの一つで、女子の大会で成功したケースはない。
3月には、当時まだ13歳だったトルソワは、フィギュアスケートの世界ジュニア選手権(ブルガリア・ソフィア)で、女子フィギュア史上初の4回転ルッツを決めている。専門家たちは、これだけの技術の要素があれば、シニアの男子の大会でも勝てると主張している。
だが、専門家のなかには、これほどの数の4回転は、ティーンエイジャーの健康を損ないかねないと懸念する者もいる。彼らは、男子のフィギュアスケーターは、身体が事実上できあがってから、15歳以降に4回転ジャンプを行うと指摘している。「Sport24」紙が伝えている。
4月には、コーチのトゥトベリゼは、トルソワは休息が好きで、チームの規律を乱して困るとため息をついていた。トゥトベリゼによると、トルソワは、新年の祝日に、競技会に向けての準備のピーク時に、アラブ首長国連邦で休暇を楽しんでいたという。
たちは、この「潜在的な勝者」が2022年冬季北京オリンピックに行くと信じている。世界ジュニア選手権を制したトルソワは、このとき、1つのプログラムで4回転を2回行った唯一の選手だった。
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