シベリアの建設作業員がアヒルの卵を見つけ孵化させる

Anton Forkin

 ノヴォシビルスク市(モスクワの東方2800㎞)の建設労働者が、建設工事が準備されている空き地でアヒルの巣を見つけた。母親アヒルは、人々を見て脅え、卵を置いて逃げ出したらしい。そこで建設作業員の一人が、孵卵器を作って孵化させようと、卵を持って帰った。

 「一週間の間、建設作業員は、自分でこしらえた単純な孵卵器で必要な湿度と温度を維持した。ついにアヒルは孵化し始めた!」。シベリア環境センターの広報担当はこう伝えている。

 センターで働いているボランティアの報告では、最初に孵化したアヒルが、他のアヒルが卵から出て、羽をきれいにし、乾かすのを助けたという。アヒルの子はぜんぶで7羽。

 アヒルたちは、立って歩くことを学んだ後で、「養母」のアヒルに面倒を見てもらう。最終的には自然に戻す予定だ。

 

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