ロシア北方の小さな工業都市であるノリリスクの極圏内に住んでいる17万5千人の人々の生活はただでさえ楽でないのに、自然は彼らにさらなる試練を真夏に課す。
7月20日に、街は突然の湿雪に覆われ、住民があわてふためいて大騒ぎする様子がネットをにぎわせた。人々は、特異な出来事を投稿しながら、実際は驚きつつも、自信を持っているかのように装い、ドライにレポートする。「7月20日、ノリリスク、これがその様子」と、動画のバックで淡々としたナレーションが流れる。
ノリリスクは北極圏に位置しているが、真夏に雪が降るのはさすがによくあることではない。6月から8月の夏の平均気温は15度くらいである。
とはいえ、ノリリスクで真夏に雪が降ったのはこれが初めてではない。6月15日に地元住民が子供が汚れた吹き溜まりの間の水たまりで泳ぐビデオを撮影した。
さらに他にも不思議な出来事が起きている。赤い雨がノリリスクの道路に降り 、「血の雨」と言われた。この街は金属産業で知られており、それがこのような不思議な現象を引き起こしたのではないかと言われている。
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