ロシアに仰天:ジョニー・デップがスラヴ人女性の目の内に見たものとは

Getty Images
 先日のハリウッドスターのモスクワ訪問は非常に充実したものだった。俳優はかなり「革命的」な場所を訪れ、ロシアの女性について生き生きとしたコメントを残し、そのことである種の「報酬」まで受け取った。

 それまでの訪露とは異なり、5月のジョニー・デップの訪問の目的は新作映画の宣伝ではなく、アリス・クーパーやジョー・ベリーと組んだ音楽グループ、ハリウッド・ヴァンパイアーズで演奏をすることだった。

 このグループはすでに数年前から存在するため、このことは驚くには当たらない。それ以上に興味深かったのは、デップのモスクワでの観光ツアーだった。彼はレーニン廟を訪れ、スターリンの墓碑前で写真を撮り、マヤコフスキー博物館を見学した。これを「デップの革命ツアー」と呼ぶこともできるかもしれない。これらの人物や場所はすべて1世紀前のロシア史上の大きな転換期に関わりがあるからだ。

ロシア人のような服装

 デップは伝説的なエアロスミスのミュージシャン、ジョー・ペリーとともに、赤の広場のレーニン廟を訪れ、クレムリンの壁の傍に埋葬されているヨシフ・スターリンの墓の傍で撮影用にポーズも決めた。

 スターリンに関しては、メディアがこの2人の名前を並べるのは初めてではない。何年か前、デップは若きスターリン役のオファーを受けた。事実、彼はイギリス人歴史家セバーグ・モンテフィオーリから指名を受けていた。モンテフィオーリは自著『スターリン–青春と革命の時代』に基づく映画を制作することで、2008年にミラマックス・スタジオと契約を結んでいたとされる。

 「もしジョージア(グルジア)語で作られないのなら[スターリンは民族的にジョージア人]、ジョニー・デップは主役として申し分ないだろう」と彼は語った。

 しかし、今日あるのは、スターリンの胸像と写るデップの写真だけだ。ただ、デップにスターリン風の軍服を着せたコラージュ写真もある。

情熱的な詩人とパンクなラスコーリニコフ

 20世紀ロシア・アバンギャルドの偉大な詩人マヤコフスキーについて言えば、デップは2013年のインタビューで彼に関心を示している。曰く、「ドストエフスキーとマヤコフスキーの道を歩みたい。」今回、マヤコフスキー博物館を訪れたことで、意志を部分的に実現させたことになる。

 彼は芳名録に「マヤコフスキーという天才を肌で感じることができ、(…)大変恐縮だ」と書き込んだ。彼は詩人のことを「情熱、衝動、力漲る」人物と評した。

 ドストエフスキーに関して言えば、彼の小説を基にしたデップ主演の映画は、若きスターリン以上に期待するだけの理由があるようだ。エミール・クストリッツァの『黒猫・白猫』の成功によって、ハリウッドのプロデューサーたちは『罪と罰』に基づく映画に予算を割くことを検討したと言われる。

 クストリッツァの『アリゾナ・ドリーム』に出演したデップは、ブライトン・ビーチのパンクなバンドでバスを担当するラスコーリニコフを演じることだろう。

 何年か前、デップはラスプーチンも演じてみたいと話し、その理由をこう述べている。「彼はまさしく型破りのキャラクターで、驚くべき、興味深い人物だ。この男の生涯の信じ難い物語はとても迫力がある!」

 この俳優の「ロシア人リスト」にはミハイル・ブルガーコフも含まれおり、デップはブルガーコフのキャラクターたちを銀幕に登場させたいと考えているらしい。

目の内に宿る数世紀の文化

 モスクワ訪問中、デップはロシアの女性を「世界で最も美しい」と称賛した。ただ、そう発言した理由を説明するのには幾分苦労していた。

 「スラヴ的な特徴というものがある…… 何かが奥深くに…… [ロシアの女性は]美しく象られているが、その目の内には何千年もの文化が宿っている。そこには重力がある、重力が目の内側に。」

 デップの女性ファンはこのお世辞を聞いたことがあるかもしれない。モスクワで開催されたハリウッド・ヴァンパイアーズのコンサート「何千年もの文化」は、ステージ上に2、3着のブラジャーが舞う事態となった。デップはその1着を自身のギターに付けた。

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