ファッショントレンド:ロシアのサッカークラブのマフラーを購入できる場所と方法

レイチェル・ワンはニューヨークのファッション・ウィークに“ロストセリマシュ”クラブのマフラーを首に巻いて登場し、それゆえ『ヴォーグ』の誌面にも現れた。

レイチェル・ワンはニューヨークのファッション・ウィークに“ロストセリマシュ”クラブのマフラーを首に巻いて登場し、それゆえ『ヴォーグ』の誌面にも現れた。

Getty Images
 ロシアのサッカークラブのマフラーが世界のさまざまな国々のファッション・ウィークや『ヴォーグ』の誌面で取り上げられているうちに、どこでそれらを手に入れられるか、ロシア・ビヨンドがお教えしよう。

 ロストフ・ナ・ドヌ(モスクワから1000キロメートル)の小さなサッカークラブ“ロストセリマシュ”(ロストフ農業機器)のファンは、思いがけず世界の流行の最先端を行く人々となった。すべてはスタイリストでファッション・ディレクターのレイチェル・ワンのおかげだ。彼女はニューヨークのファッション・ウィークにクラブのファングッズを首に巻いて登場し、それゆえ『ヴォーグ』の誌面にも現れた。

 「20年間流行遅れでいて、いきなりトレンド入りしたと自覚するのは気持ち良いよ」とクラブのファンの一人はおどけた。

 実は、サッカークラブのマフラーは近年ストリートスタイルのトレンドの一つになっている。2018年のサッカーW杯も間近となった今、ロシアのサッカークラブのマフラーがどこで購入できるかをお話しする。

 

“CSKA” 

 モスクワのこのクラブのマフラーは2016年のパリでのファッション・ウィークですでに輝き始めていた。CSKAはロシア・カップを7度制覇しており、ロシアのクラブとして初めてUEFAカップで優勝したチームでもある。“赤青軍団”のファンは試合中上半身裸になるのが好きで、そうすることで寒さをものともしないこと、そしてチームに身を捧げていることを示している。 

 チームのマフラーは海外発送の注文をすることで購入できるほか、モスクワにある3軒のクラブのグッズショップのいずれかを訪れることでも手に入る。

 

“ゼニト” 

 クラブの本拠地はサンクトペテルブルクだ。“ゼニト”はロシアのサッカー・プレミアリーグの中で最も高価なTシャツを持ち、また2016年には、このチームはUEFAの算定で、ヨーロッパで最も収益を上げたクラブとなった。海外発送およびロシア国内発送はこちら。サンクトペテルブルクで購入するにはこちらのアドレスから。

 

“スパルタク” 

 もう一つのモスクワのクラブで10度ロシア・カップを制したこのクラブは、“ゼニト”の不倶戴天の敵だ。またヤンデックスのデータによれば、これはロシアのサッカーファンの間で最も人気のあるチームである。“スパルタク”にはモスクワに2軒のオフィシャルショップがあるほか、ロシア語版だけだがオンラインショップがある。とはいえ発送は世界中どこでも可能だ。

 

“アンジ”

 マハチカラ(モスクワから1800キロメートル南)が本拠地のこのダゲスタンのクラブは、プレミアリーグに属している。失点数はリーグトップでありながら、“アンジ”の得点数は決して少なくない。2014年、“アンジ”はUEFAヨーロッパリーグで他のロシアチームより勝ち残り、2017年にはチャンピオンシップの首位“スパルタク”と互角に戦った。

 このクラブはロシア国内とユーラシア関税同盟内の国々への発送に対応している。“アンジ”のマフラーは、広告サイトAvitoを通してモスクワかサンクトペテルブルクで見つけるのが一番手軽だ。

 

“ロコモティフ” 

 このクラブは1922年に誕生した。2017年のロシア・カップではCSKAと勝利数を競い合い、7勝を上げた。オンラインショップはロシア国内の発送のほか、シェレメチェヴォ、ドモジェドヴォ、ヴヌコヴォの各空港への発送にも対応している。shop@fclm.ruのアドレス宛にどんなことでも質問できる。

 

“ウラル” 

 ロシア・カップにおける“ロコモティフ”のライバル、エカチェリンブルク(モスクワからほぼ1800キロメートル)のFC“ウラル”は、去年決勝戦への初進出を果たした。クラブにはヨーロッパの国際トーナメントの出場経験がある。1996年、チームは準決勝に進み、デンマークのシルケボーに敗れた。オンラインショップがエカチェリンブルク(2018年W杯の開催都市の一つ)内の発送に応じるほか、この街にはオフィシャルショップがある。

 

“ディナモ”

 タイトル獲得数に関して最も成功したクラブの一つで、また最も古いクラブの一つでもある“ディナモ”は、早くもロシア帝政期の1907年に創立された。今日、クラブはプレミアリーグに属しているが、“ディナモ”が本領を発揮したのはソビエト期だ。ロシア・カップでは1995年を最後に、トロフィーを獲得していない。

 ロシア国内の発送に対応するオフィシャル・オンラインショップはこちら。“ディナモ”のマフラーはeBayでもよく見つかる

 

“ルビン” 

 カザン(モスクワから815キロメートル)を本拠地とするこのクラブは、2000年代後半にはロシアサッカーの主導的なチームの一つだった。クラブ名の意味は50年ほど秘密にされてきた。ごく最近になって、この名称が宝石のルビー(ロシア語で“ルビン”)ではなく、カザン航空工場の軍用機が配備されたルビン無線測位所に由来することが明らかにされた。

 ロシア国内および世界中の発送を受け付けるクラブのグッズショップ(ロシア語のサイト)はこちら。カザンは2018年W杯の開催都市の一つで、マフラーはカザンのセントラル・スタジアムの敷地内にある店舗でも購入可能だ。

 

“クラスノダール”

 クラスノダール(モスクワから1350キロメートル)の若いクラブは、3年で下位リーグからプレミアリーグへの道を駆け上がり、現在はプレミアリーグで4位を占めている。注文はオフィシャル・オンラインショップでできる(配送はロシア国内)が、マフラーはeBayでも見つかるほか、クラスノダールのショップの一つを訪れても良い。

 

“アフマト”

 2004年にロシア・カップを制したグロズヌイ(モスクワから1850キロメートル)のこのクラブは、誕生以来何度かチーム名を変えている。長年“テレク”として知られてきたが、2017年6月にチェチェンの初代大統領アフマト・カドィロフに因んで“アフマト”と改名している。そのため今のところ“アフマト”のファングッズのマフラーをショップで見つけることは難しい。しかし“テレク”のマフラーであれば、グロズヌイのショッピングセンター“ベルカト”にあるグッズショップか、広告サイトAvitoで探し出すことができる。

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