サンクトの書道女子が日本地図を点描

クセニア・レベジェワ
 日本の地図を、サンクトペテルブルクの女性が点描した。ユネスコ世界遺産に登録されている廃墟の軍艦島(端島)、鹿の奈良公園、ウサギの大久野島、富士山など、自身にとって興味深い場所を、ヨーロッパの古い書道(カリグラフィー)を用いて地図にしている。

 サンクトペテルブルクのクセニア・レベジェワさんがヨーロッパの古いカリグラフィー画に魅了されたのは今年春。鋭い筆で描くことを学び始めた。

 日本地図は、カリグラフィーの技術を知る道への大きな一歩となった。

 「まだ学んでいる。習得するまで、長く骨の折れる道のりが続く」とレベジェワさん。

 レベジェワさんの画法はカリグラフィーと点描。「古い地図が好きで、この方向性をもって活動することに決めた」

 地図の作成には約2週間を要した。1日5~7時間の作業である。

 ただ日本の形を描いただけではなく、関心を持っている場所を強調している。

 レベジェワさんは、まだこれらの場所に行ったことがなく、一番に訪れたいと夢見ている。

 「地図上で、最初に行きたい場所を示した。廃墟の街の大ファンで、軍艦島の歴史に夢中になった。あとウサギ、シカ、ネコなどの動物も好き。かわいくてたまらない!そして、これらすべてが一つの国にある!」とレベジェワさん。

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