1951年のロシア(写真特集)

歴史
ロシア・ビヨンド
 1951年という年はロシア史においてどのような1年だったのか?人々はどのような姿をしていたのか?ソ連の戦後の街では何が起きていたのか?

 悲惨な第二次世界大戦終結した1950年代のはじめ、ソ連の人々はようやく日常を取り戻した。建物や施設が再建され、産業は再び平和な目標を掲げ始め、最初のロケットが宇宙に打ち上げられた。ソ連邦はオリンピック委員会を創設し、史上初となるオリンピック大会への参加に向けて準備をしていた。

 しかし、1951年といえばまだスターリンの時代であり、スターリンの死の2年前である。スターリン時代の最後の大事業とされるいわゆる「7姉妹」と呼ばれる高層ビルが建設中であった。ソ連国内では、大量の流刑が行われ、数千人もの人々が強制収容所に送られていた。