ロシア語の2種類の「好き」:«Мне нравится» と «Я люблю» の違いは?

Alena Repkina
 「like」か「dislike」か?ソーシャルネットワークの誰かの投稿に「いいね!」をつけるのは簡単だ。しかし、外国語で自分の好き嫌いを伝えるのはちょっと難しい。しかも、正確に、説得力があってしかも自然に聞こえるようにするのはなおさらだ。自分の感情の表現とロシア語文法で混乱しないようにするにはどうすればいいか見てみよう。

 こんな状況を考えてみよう。2人の友人がグラスでワインを飲みながら、今日、スタイリッシュなヘルシーライフを送るにはどうすればいいか話している。

- На́до ходи́ть в спо́ртза́л. Но я так не люблю́ бе́гать!

(スポーツジムに通う必要があるね。でも、僕は走るのは嫌いだ!)

- А мне нра́вится бе́гать, но я терпе́ть не могу́ толпу́ в спортза́ле.

(僕は走るのは好きだよ。でも、スポーツジムの人混みはがまんできないな)
 

 «Я (не) люблю + 対格(目的格)/不定詞»

 «Мне (не) нравится + 主格/不定詞»

 «Я терпеть не могу + 対格/不定詞»

 この3つのフレーズはいずれも、動詞の不定詞、あるいは名詞の対格/主格と結合する。そして、すでに確立された態度、習慣や、その時々の状況に左右されない意見を説明するのに使う。

 だから、このケースでは、 «Я люблю» と «Мне нравится» は、十分相互に置き換え可能で、どちらを使ってもかまわない。たとえば、朝、一杯のコーヒーが欠かせないことを強調したいときは、どちらのオプションもOKだ。

 «Я люблю пить кофе по утрам» = «Мне нравится пить кофе по утрам».

 (私は毎朝コーヒーを飲むのが好きです)

 

 しかし、人間や生き物について言うときは違ってくる。誰かに好感、好意を持っていることを認める(あるいは認めない)ときは、動詞 «нравиться» を用い、深い感情を抱いていることを表すには «любить» を使う傾向がある。

バレンタインデーのカードに      Ты мне нра́вишься! (君が好きだよ!)    

Я люблю́ тебя́!(君を愛している!)


 次の状況に移ろう。3人の友人同士の女子がクラブで会う。素敵な雰囲気で、音楽はさらに良い。一人の女の子が尋ねる。

 – Как тебе музыка?

(音楽はどう?)

- Мне очень нравится! 

(私はとても好き!)

- А тебе?

(あなたは?)

- Ничего особенного. Сойдёт.

 (別にどうってことないな。まあまあね)

 何らかの状況、出来事、イベントなどを評価する場合は、動詞 «любить» は用いられない。だから、特定の状況、出来事について意見を言うときは、«Мне нра́вится»(現在形、不完了体)、あるいは«Мне понра́вилось»(過去形、完了体)を使わなければならない。

 しかし、もしその出来事が大した感情を呼び起こさず、「いいね!」も 「だめだね!」も付けにくいときに、「あなたはこれについてどう思う?」と聞かれたら、どうするか?肩をすくめてこう言うしかないだろう。

 «Так себе. Ничего особенного. Сойдёт»

 いずれのフレーズも、「まあまあ」「別に」「可もなく不可もなし」といった意味だ。

 

好き嫌いの表現方法とその文法的説明 
 

はっきり態度、好き嫌いが決まっているケースにおける表現

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