インターネット映画祭「Dubl dv@」

ロシースカヤ・ガゼータのサイト上で

 「ロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)」のサイト上で(http://d2.rq.ru/)インターネット映画祭「Dubl dv@」が4月6日~20日に開催される。

 

 この映画祭は例年、コンペティション部門と非コンペティション部門で、ロシア映画をファンに紹介している。そのほとんどは英語の字幕つきだ。主催者は、映画祭の狙いについてこう言う。「コンペティション部門の課題は、広範に上映されるに値する良質なロシア映画を広く紹介すること」。各映画は、アナウンス後のリアルタイムでの上映時間以外でも、その48時間以内なら見ることができる。

 

隠れた名画を紹介 

 今年のコンペティション部門には、まず、近年製作されながら広く上映されなかったもの(スラヴァ・ロッス監督「鈍重で太ったウサギ」、アンドレイ・エシパイ監督「エリュシオン」、ヌルベク・エゲン監督「鉱山」)、それから、昨年、国際映画祭で受賞し有名になりながら、一般にはほとんど知られていないものが参加している。アンナ・チェルナコワ監督「犬の遠吠え」、イワン・トヴェルドフスキー監督「特殊学級」、ニギナ・サイフラエワ監督「私の名前は」、ユーリー・ブイコワ「ばか」、その他だ。

 オンライン中継を見る人は、ただ鑑賞するだけでなく、10点満点で点数を付け、それで「ファンの好感度賞」の受賞作品が決定されることになる。

 

メニショフ監督、女優アレントワ夫妻の特集も 

 毎年、映画祭のオープニングでは、映画芸術貢献賞の受賞式がある。今年の受賞者は、ロシア映画界の有名なカップルとして広く知られているウラジーミル・メニショフ監督、女優ヴェーラ・アレントワ夫妻だ。二人がつくった「モスクワは涙を信じない」は、今年で製作35周年をむかえる。この映画は1981年にアカデミー外国語映画賞を受賞している。

 また、映画祭の枠内で、夫妻の関わった映画――「欲望の時」(1984)、「神々の羨望」(2000)、「くじ」(1977)――の一部を見ることもできる。

 「神々の羨望」では、当時58歳だったアレントワが42歳の人妻の不倫の恋を体当たりで演じており、その迫真の演技が評判となった。

 

ドキュメンタリー映画のプログラム「記憶」 

 このほか映画祭では、ドキュメンタリー映画のプログラム「記憶」も上映され、有名なミハイル・ロム監督「普通のファシズム」、アレクサンドル・ゼリドヴィチ監督「裁判」も含まれている。1952年にスターリンの指令で、ユダヤ人反ファシスト委員会のメンバー達が銃殺、弾圧されたが、彼らの運命から全体主義の本質を分析しているのが映画「裁判」だ。