「パヴロワのリース」:クリスマスにぴったりの最高のメレンゲのお菓子(レシピ)

Victoria Drey
 季節のフルーツとベリーがたっぷりのふわふわのデザートで聖夜の食卓を飾ろう!

 このクリエイティヴなデザートは、1920年代に、美しくて優雅なロシアの素晴らしいバレリーナ、アンナ・パヴロワにインスピレーションを受けて作られたものである。

 メレンゲとホイップクリームとベリーの見事な組み合わせで作られている「パヴロワ」は、伝統的には夏のデザートと考えられている。新鮮なイチゴやサクランボ、ラズベリーで作るのがクラシックな作り方で、これで理想的なデザートが出来上がる。しかし、この大好きなデザートを次の夏まで待つなんて長すぎるというときには、季節のフルーツを使って作ってみるのはどうだろう。

 キウィ、柿、バナナ、ザクロ、イチジク、柑橘類・・・、パヴロワのフィリングに使える季節のフルーツは文字通り何十もの種類がある。ここではサジーとコケモモをミックスして使うが、お好きなフルーツをつかって大丈夫!

 形も好きに変えることができる。オリジナルのパヴロワは大きく作るか、小さなベビーケーキとして作られる。しかし、ロマンティックなハート形からクリスマスのおもてなしにぴったりなリースの形まで、好きな形で作ることもできる。

 もうひとつ、このデザートの素晴らしい点は、メレンゲとベリーのフィリングを前もって作っておくことができることである。そうすれば、あとは10分もあれば、生クリームを泡立てて、デコレーションし、すぐにサーブすることができる。またパヴロワはお客さまに喜んでもらえる最高のデザートの1つでもある。食材をすべて用意したら、「ジングルベル」をかけて、パヴロワ作りをスタートしよう。

メレンゲの材料

  • 卵白 4個分
  • グラニュー糖 200g
  • コーンスターチ 20g
  • レモン汁 小さじ1
  • 塩ひとつまみ

フィリングの材料

  • サジー 150g
  • コケモモ 150g
  • 砂糖 100g
  • 生クリーム(脂肪分30〜35%) 300ml
  • ザクロの種 手のひらいっぱい

 

作り方

1. 卵白は大きなボウルに入れ、塩ひとつまみを加えて、角が立つまで泡立てる。脂肪分を取り除き、少量のレモン汁または酢を加えて泡立てると理想的なテクスチャーのメレンゲができる。

2. グラニュー糖を少しずつ加え、レモン汁を加えたら5〜7分泡立て、艶のある安定した状態にする。コーンスターチを加え、ミキサーかスパチュラで混ぜる。

3. 次に天板を用意し、パーチメント紙を敷く。リースの形にするため、紙の上にペンで輪を描く。絞り袋かスプーンを使って、メレンゲをリースの形にしぼり出す。

4. 表面にフィリングを広げやすくするため、リースの真ん中を少しへこませておく。

5.  120℃で70分焼く。そのままオーブンの庫内に1時間ほど置いてから、取り出し、完全に冷ます。

6. 次にフィリングに取り掛かる。冷凍サジーと砂糖50gを鍋に入れ、中火で7〜10分煮る。ときどき混ぜること。

7. コップに入れ、ブレンダーでなめらかにし、完全に冷ます。冷めるとどろっとしてくる。

8. コケモモ、またはお好きなフルーツも同様にする。

9. これで2種類のパヴロワのフィリングのベースが出来上がる。

10. 最後に生クリームを角が立つまで泡立てる。メレンゲとベリーのフィリングが十分に甘いので、砂糖は加えない。もし、フィリングをより豊かな味わいにしたいなら、クリームチーズかマスカルポーネを2切れほど加えるとよい。

11. すべてがさめたら、リースの形にしていく。まずベリーのフィリングの半量を広げる。ここではコケモモとサジーを大さじ1杯ずつ交互に置く。

12. それからスプーンか絞り袋を使って、ホイップクリームを乗せ、残りのベリーのフィリングを飾る。最後にザクロの種をふりかけ、お好きにデコレーションする。

13. コーヒーを淹れ、パヴロワのリースをサーブし、クリスマス気分を味わって。プリヤートナヴァ・アペチータ(どうぞ召し上がれ)!

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