テューリャは水とパンをベースにした冷製スープ。しかしこのスープ、シンプルだからといってあなたをがっかりさせることはない。ここでは少し現代風にアレンジして、さっぱりしたスパイシーな一品を作ってみよう。
テューリャはロシアの古典文学や貧しい人々のための食の辞典の中によく登場するもので、外で働く農民のための簡単な食事であった。一般的には、新鮮なパンまたは乾燥したパンを水かクワス、あるいは牛乳に浸して作られた。もう1つのロシアの冷製スープ、オクロシカにも似ているが、テューリャには茹でた野菜や肉ではなく、香草やネギを入れるのが特徴だ。
我が家ではもう40年はこのスープを作っていないが、父の話によれば、曽祖母は夏になると、よくこの手軽なランチとしてよく作っていたそうだ。そんなテューリャを少し現代風にアレンジしたものをご紹介しよう。
材料
- 紅茶キノコ 1リットル
- ライ麦パン 4スライス
- 卵 2個
- 香草、ネギ
- 植物油
- ニンニク 2片
- 塩
- コショウ
作り方
1. パンは角切りにする。
2. ニンニクを潰して、ボウルに入れ、植物油、塩、コショウを加えて混ぜる。
3. 角切りにしたパンにニンニク油を合わせる。
4. 天板にパンを並べ、200℃のオーブンで5–6分焼く。焼き色がついてきたら、全体が同じ色に焼けるようひっくり返して、またオーブンに戻す。出来上がったら、カリカリに乾燥させる。
5. 香草を刻む。
6. 卵を茹でる。
7. 紅茶キノコを冷蔵庫から取り出す(新鮮で冷たいものが良い)。
8. 出来上がったら、家の場合はすぐに食べる。外で食べる場合は、すべての材料を別々に入れて持っていき、戸外で昔風のランチを楽しもう。