チェコ料理にはないプラハ・ケーキ

Vasilisa Malinka
 ソ連時代、ケーキの傑作「プラハ・ケーキ」は値段が高かったにもかかわらず、人々はこれを求めて長い行列を作った。祝日にこのケーキを手にいれることは、いつも大変な喜びであった。そんなプラハ・ケーキを自分で作ってみてはいかが?

 プラハ・ケーキのレシピはチェコ共和国の首都で考案されたものだと広く信じられているが、チェコ料理にはこのようなメニューは存在しない。実際のところ、これはモスクワのレストラン「プラハ」の菓子料理長であったウラジーミル・グラルニクが創作したものなのである。彼は、伝説のケーキ「鳥のミルク」を含むソ連のケーキを30種類以上も考案した人物だ。

 プラハ・ケーキは、時には伝説のウィーン菓子「ザッハ・トルテ」のロシア版だとも言われる。そう、どちらもチョコレート・スポンジとアプリコット・ジャムが使われている。しかし、作り方は大きく異なっていて、中でももっとも重要な違いは、プラハ・ケーキはチョコレート・クリームを使うが、リキュールは使われていない点である。シェフのグラルニク氏が回想するに、このケーキは少しずつ段階を経て作られたという。そして今、このケーキはロシアの菓子業界でもっとも息の長い商品であり続けている。2020年に、プラハ・ケーキは誕生65年を迎える。

 多くの主婦がこのケーキのオリジナルのレシピの秘密を探り、家でプラハ・ケーキを再現しようとした。ソ連時代は、料理のレシピには特許が与えられなかったので、このケーキにも特許はなかった。しかし、最近まで知られていなかったが、GOST規格(ロシアの国家標準規格)による標準規格が定められていたのだ。とはいえ、多くの種類のレシピが存在していた。でも、オリジナルのレシピに勝るものはない。

スポンジの材料

  • 卵 6個
  • 砂糖 150g
  • 薄力粉 115g
  • バター 40g
  • ココアパウダー 25g
  • 塩 適宜

作り方: 

1.オーブンは190℃に予熱する。丸いケーキ型にバターを塗り、薄力粉を振っておく。

2.バターは室温で柔らかくする。

3.薄力粉、ココアパウダー、塩をふるう。

4.卵は卵黄と卵白を分けておく。

5.スタンドミキサー用のボウルに卵白と砂糖半量を入れ、泡立てる。ボウルをひっくり返しても、卵白が落ちてこなければ出来上がり。

6.卵黄ば残りの砂糖を加え、どっしりと白っぽくなるまで泡立てる。

7.卵白と卵黄を合わせる。合わせたものを少量取り、溶かしたバターを加えたら、卵白と卵黄を合わせたものの中に戻す。

8.粉類を卵の中にそっと入れ、均等になるまで混ぜる。生地を型に流し込み、30分から35分焼く。焼きあがったら、完全に冷まして、型から外す。

9.スポンジは3層に切る。

クリームの材料

  • 室温にもどし柔らかくしたバター 200g 
  • コンデンスミルク 120g 
  • 水 20g 
  • 卵黄 1個
  • ココアパウダー 10g
  • バニラエッセンス 

 

作り方:

1.スタンドミキサー用のボウルに柔らかくしたバターを入れ、白っぽくなるまで泡立てる。

2.小鍋にコンデンスミルク、水、バニラエッセンス、卵黄を入れ、中火にかけ、泡立て器で混ぜながら、沸騰させる。沸騰したら、さらに2分ほど煮て、火からおろし、冷ます。

3.バターにコンデンスミルクを煮たものとココアパウダーを入れ、完全に溶けるまで泡立てる。

グレーズの材料

  • バター 100g
  • ダークチョコレート 100g
  • アプリコットジャム 50g 

作り方:

1.ケーキを作る。スポンジの1枚の表面にチョコレートクリームの半量を広げる。2枚目のスポンジを重ね、残りのクリームを広げる。3枚目のスポンジを重ね、端を整えたら、30分冷蔵庫で寝かせる。

2.アプリコットジャムを塗りやすくするため温める。

3.ケーキを取り出し、アプリコットジャムを一番上の層の表面に薄く塗る。冷蔵庫に戻し、もう30分寝かせる。

4.この間にグレーズを作る。チョコレートを湯煎にかけ、溶かす。バターを柔らかくし、チョコレートと合わせる。35℃くらいまで冷ます。

5.冷蔵庫からケーキを取り出し、丁寧にグレージングする。チョコレートで飾りをつけたら、冷蔵庫に入れ、さらに30分寝かせる。

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