ロシア風ズッキーニ料理:カンタンでおいしいレシピ4つ

ロシア料理
マリア・アフォニナ
 わたしが夏に祖母の住む田舎に行くのが好きな理由は、祖母がいつもズッキーニ(西洋かぼちゃ)を料理してくれるからだ。それは野菜のキャビアだったり、ズッキーニのオラーディだったり、ズッキーニの肉詰めだったり。簡単に育つ「煮たきゅうり」(従兄弟がそう呼ぶ)で祖母はありとあらゆるものと作ってくれる。

 ズッキーニ料理は特別な機会に作るものではないが、ズッキーニには利点がある。まず、あなたがもしズッキーニを栽培していないとしても、非常に安く買えること。次にズッキーニはヘルシーで、ビタミンCが豊富で、柔らかくて、簡単に噛め、赤ちゃんにもお年寄りにも食べてもらえる。そして最後に、ズッキーニは他の材料の味を吸収する。イマジネーションを働かせて、ご紹介するレシピでおいしいズッキーニ料理を作ってみられてはいかが?

1.ズッキーニとブルィンザのザペカンカ(キャセロール)

 クリームソースがけのズッキーニは、野菜には興味がないという人でも好きになること間違いない。もしブルィンザがないという場合は、フェタチーズのような加塩ソフトチーズで代用できる。

材料:

作り方:

 ズッキーニは洗って、皮をむく。薄い輪切りにし、3~5分茹でる。ズッキーニを冷ましている間にソースを作る。バターと小麦粉を炒める。牛乳と卵を泡だて、小麦粉を炒めたフライパンに加えたら、小麦粉が完全に溶けるまで混ぜる。塩コショウし、火から下ろす。

 天板にひまわり油をひき、ズッキーニを並べる。重ねるようにしていくとよい。刻んだパセリとバジル、すりつぶしたブルィンザを、重ねたズッキーニの上に置く。ソースをかけ、おろしたチーズをかける。

 200℃に熱したオーブンで20~25分焼く。

2.ズッキーニとジンジャーのスープピュレー

 ロシア人はスープが大好きである。このスープは短時間で作ることができるので、特に料理に時間をかけたくない夏にぴったりだ。シンプルなスープだが、しょうがを少し加えれば、新鮮な風味が得られる。

材料:

作り方: 

 鍋に植物油を熱し、玉ねぎとにんにくを加えて、柔らかくなるまで炒める。大きめに切ったズッキーニとじゃがいもとパセリを入れ、水と塩を加えて30~40分煮る。おろしたしょうがを加え、ブレンダーにかける。しょうがの繊維が残らないよう濾し器にかける。スープを沸騰手前まで温め、クリームを加え、混ぜ続ける。

 スープを注ぎ、クリームチーズ、クルトン、パンプキンシード、スクアッシュのチップスなどを加えて、出来上がり。

3.ズッキーニケーキ

 テーブルを美しく飾ってくれる一品。どこにでもある材料ででき、レシピもシンプルなので、毎日でも作れる。

材料:

作り方:

 ズッキーニは洗って、皮をむき、おろす。塩を加え、10~15分置く。水気を切り、小麦粉、セモリナ粉、卵を加える。これでパンケーキの生地5~6枚分になる。天板にひまわり油をひいて焼いていく。

 玉ねぎとニンジンは皮をむき、小さく切る。少量の油で炒め、潰したにんにくと刻んだハーブを加える。

 パンケーキを層にし、ヨーグルトをかけたら、ニンジンと玉ねぎの上に広げる。

4.ズッキーニのカリカリスティック

 このレシピはソフトチーズとビールと同じくらいおいしい。味はスパイスによって変えられるので、お好みのものを使う。

材料:

作り方: 

 ズッキーニは皮をむいて、幅1cmの細長いスティック状に切る。オリーブオイルに塩とスパイスを混ぜ、そこにズッキーニを20~30分漬ける。

 ズッキーニにパン粉をまぶし、ベーキングシートを敷いた天板に並べる。200℃に熱したオーブンで、スクアッシュが黄金色に色づくまで15~20分焼く。